オオミズアオとオナガミズアオ 飼育
こんにちは。
もう金曜日ですね。
1週間が経つのが早いです(*´-`)
オオミズアオは蛾の中でも美しいと言われる大型のヤママユガです。
江戸時代、幻想的なてふてふ(チョウチョ)
と言われていたそうです。
幼虫時代もとっても可愛く、
食草はバラ科、ブナ科、カバノキ科、ミズキ科と広食性。
サクラで飼えるのでとても飼いやすいイモムシなんです(^-^)
都内にはいないので、
未だ採集したことがありません。
出会って違いが分かるかどうかも分かりません(´-`)
でも一度出会ってみたい蛾なんです。
出会ったことがないので、
採卵もしたこともなく、飼育もしたことがありませんでしたが
昨年の飼育から採卵させた方から卵を頂いたので♪
はじめての飼育がかないました(^∇^)
では、
似ている2種類の蛾の幼虫の何が違うのか、比較をしてみたいと思います!
まずは
◉孵化後すぐ
卵はこんな模様。
幼虫はおしゃれな水玉模様❣️
卵は白い!?
幼虫は5本のオレンジ色の線が入っているように見えます。
2頭は似ていません。。
◉2齢と3齢
下が2齢、上が3齢
3齢でグリーンになりました。
水玉は完全になくなり突起に変わりました!
こちらは1齢から2齢になった時に
すでに違うコになってますw(゚o゚)w
こちらも3齢でグリーン(最初は黄色っぽい)になりました!
◉4齢
ギザギザもはっきりしてきましたよ。
この突起、結構痛いんです( ゚Д゚)
姿、形、そっくりですよ!
◉突起
オレンジ色の突起から毛が出ています^_^
黄色い突起の下が黒い!
ここが違う点でしょうか。
顔
茶色(^-^)
オナガミズアオは、
黄緑色!?
顔も違いましたね(^-^)
この比較、面白いです。
この後ももう少し観察してみたいと思っています♪
でも、オナガミズアオさんの飼育に異変がおきています。
オナガミズアオさん、成長がすごく遅く、
バタバタと倒れていくコがでてきました(T . T)
食草をハンノキでやっていたのですが、
あんまり好きではないみたいなんです(≧∀≦)
オオミズアオのサクラの食いつきと全然違う!
里親さんにたずねたところ、
オオバヤシャブシという植物がこのコたちは好きみたいです。
写真を何度も見て食草探しに行きましたが、
まだ見つかっていません(T . T)
今のところ、ハンノキ、ヤシャブシ似の葉をあげています(^_^;)
終齢までいくでしょうか。。
心配です。
食草の合う合わないは親からの遺伝なのでしょうか。。
いつかいろいろ試してみたいなぁ。
これからどうなるか、、
またご報告しますね(^◇^)
イモムシケムシ 解剖
こんにちは。
運動会も終わり、
ホッとしています^_^
昨日は代休で、
久しぶりにやりたかった解剖をやりましたよ(^-^)♪
今、イモムシ、ケムシは終齢ピークで、これを逃すとまたしばらく実験は出来なくなるのです。
…生き物は待ってくれません(≧∀≦)
昨年は農工大で横山先生に、
解剖の基本的なやり方を教わり、
神経球がどんな感じでどこにあるのか、
見ることが出来ました。
今回は脳から神経索がお尻の方まで繋がっている様子を実際に見てみようと思いました。
昨年、神経の実験をして、
結局結論は出なかったのですが(≧∀≦)
まだたまに神経のことを考えているのです(笑)
イモムシケムシは神経球が各節にあって、
それを繋いでいるのが神経索です。
おおまかにしか分かりませんが、
人間とは全然違う仕組みですよね。
今回実験させてもらう病気のコに御礼を言って始めますm(__)m。
まずは、
背中側から開きます。
絹糸腺を取り出してみました。
終齢ですので、ついついテグス糸が取りたくなってしまいます。
続いて、腸などを外し、、
お腹側についている神経索の周りの脂肪などを丁寧に外していきます。
(そのようなことが横山先生の本に書いてあります)
そして、
丁寧にやったのですが、
脳を先にやっていなかったせいか?
食道下の神経のところで、
切れました、、、( ゚Д゚)
いくら慎重にやっても難しかったです。
でもこんな感じで頭からお尻に向かって繋がっているのが分かりました。
神経球のない節がいくつかあるのも
驚きました‼️
よく見ると、
神経球からでている神経でしょうか。
すごいです。。
実際に見てみると、
想像していたことと違うことがあるので、
実際に自分の目で観察しみることは大切ですね。
久しぶりでしたが、
解剖はやっぱり楽しかったです(^∇^)♪
幼虫さんにはかわいそうですが。
今年は昨年までとは全然違う実験をしているのですが、
こちらはなかなか上手くいきません(T . T)
成功までに時間がかかりそうですが、
経験が足りないので仕方がありません。
でも、頑張りたいと思います。(^ν^)
続々と繭(蛹)に♪
こんにちは!
5月は夏なんでしょうか。
明日はいよいよ運動会です!
でも、すでに熱中症の危険があると、
午前中だけ表現競技の運動会になりましたw(゚o゚)w
残りは来週の平日にやるそうです、、。
さて、私の飼育している虫たち、
続々と繭(蛹)になってきましたよ♪
まずはヤママユガ類です。
↓
上のコから 天蚕、ヤママユ
ウスタビガ ヤマカマスと言われる繭です。
今、営繭ラッシュですよ(≧∀≦)
以前ヤママユで実験したようにウスタビガ でも日光実験してみました!
日光をたくさん浴びると緑になりました♪
そして、ヒメヤママユ。
透かし俵。
孵化27日目で営繭
この両親は黄色いタイプのヒメヤママユでした。どんなコが出てくるのかなぁ♪
こちらは頂いた石垣島産ヤエヤマカラスアゲハ
ら
↓
孵化23日目で蛹化
↓
羽化したら美しいんだろうなぁ。
このコも頂いたギフチョウ
孵化20日目で前蛹になりました。
それから3日後、脱皮、蛹に。
こちらはクワコさん❣️
孵化19日目で繭になりました。
オオムラサキ、片耳かけたコも…
越冬あけ24日目に無事蛹化!
何故分かったかというと、
これが落ちていたからです(^ ^)
他のコはもう少しかな。
成長はあっと言う間で可愛い時期もすぐ終わってしまいますが、
繭まで行くとやった(^o^)と思います♪
採集も楽しいですが、
飼育も発見がたくさんあり、
楽しいですよ( ´ ▽ ` )
神奈川県 虫探索
こんにちは。
朝からすごい雨ですね(≧∀≦)
さて、先週末は神奈川県に虫探索に行って来ました♪
虫捕りに行く=自然の中に行く。
最高の息抜きです❣️
今回は、狙って早朝から、とか、夜間、のような時間も関係なく出会えた虫を楽しもう♪という虫探索です。
どんな虫がいたのでしょうか。
まずはこちら
蛾の成虫、スジベニコケガがお出迎えです。
イモムシ探し、
手すりはかなり良い虫ポイントなのです♪
今終齢ピークでしょうか、
立派なキアシドクガの幼虫がたくさんいました。
しかも、
手すりの裏側には蛹化中のコがわんさか、、
イモムシケムシが苦手な人は最悪の光景ですね(T . T)
こちらはヒメノコメエダシャク。
シャチホコ系?
そして、イモムシケムシだけでなく、
ヒゲコメツキ♀
コメツキは渋くて格好良いので、
低学年の頃から少しずつ集めています。
♀ははじめて見ました。
これはヤツボシハムシかな?
アトジロサビカミキリ。
おしゃれさんですね。
オニグルミのところには、、
ん?
何かワタアブラムシみたいな綿のような何かがいます。?
これは❣️❣️
一度会ってみたかったアゲハモドキでしょうか❣️❣️❣️
白い体がふわふわ、ひらひら、ゆらゆらしていますよ♡
顔も、、、可愛い過ぎます♡
どの角度も動きもぬいぐるみみたいな可愛さです。
体に付いているのは蝋物質だそうです。
鳥から身を守ってるんでしょうね。
芸術的で神秘的です。
と、アゲハモドキかと思ったこのコたちに
大興奮していましたが、、、
アゲハモドキはミズキが食草。
これはオニグルミ、、、( ゚Д゚)
ということは、、。
まさか鱗翅類ではない…
このコはジャコウアゲハに似せたアゲハモドキに似せたハチの幼虫
クルミハバチでした( ゚Д゚)
二重に擬態しているんですね。
しかもハチだなんて。。
こちらはハンノキのそばで母についてきました。(母には何故かよく虫がくっつきます笑)
これもハバチの蝋物質系の若齢幼虫、、
シロアシマルハバチでしょうか。
顔がそっくり!
蝋物質のイモムシ、
何種類もいるんですねw(゚o゚)w
今回は面白い発見のあった虫探しでした( ^ω^ )
おまけ
遅めのミドリシジミもいました。
ヤママユガ 初齢と終齢
こんにちは。
私の家では飼育の第一弾ピークがきています。朝、晩、お世話に1時間かかっていますよ(≧∀≦)
さて、今日は飼育中のヤママユガについてです(*^o^*)
私のヤママユガ好きはファーブルの愛して研究したオオクジャクヤママユへの憧れから始まりました。
天蚕業で有名なヤママユさん。
その仲間のヤママユガを今年もたくさん飼育しています。
今は、ヤママユ、ウスタビガ、ヒメヤママユが終齢になり、
↓
終齢は大きさも食欲もすごいのでカリカリ(コナラをウスタビガとヤママユが食べる音)、プシュー、キュゥ、(ウスタビガの出す可愛い音)
とにかく賑やかです。
脱走も日常茶飯事になってきました(笑)
ヤママユガの多くはこのように、
終齢でみんな本当に綺麗な黄緑色になります。新緑の葉の色。
(クスサン、ハグルマヤママユは少し違います)
本当に色も触り心地もそれぞれ良いし、
可愛いんです❣️
でも、
不思議と若齢虫は終齢とみんな似ても似つかない違う姿( ゚Д゚)
例えば
ヤママユ 初齢
緑に黒いライン!
↓
終齢
ウスタビガ 初齢
緑(黄色?)と黒。
↓
終齢
ヒメヤママユ
黒に赤い紋。
↓
終齢
芝生みたいにふわふわ。
クスサン 初齢
真っ黒!
↓
終齢(昨年の写真から)
白髪太郎、モジャモジャ。
シンジュサン
模様が格好良いですね。
はじめて見ましたよ。
↓
終齢(昨年の写真から)
オオミズアオ 初齢
おしゃれさんです^_^
↓
終齢 (昨年の写真から)
オオミズアオと似てるのかと思ったら全然違う!
↓
終齢はこれからのお楽しみです。
エゾヨツメ(昨年の画像から)
最初から突起付き(^ ^)
頭が目玉みたいで芸術的。
↓
終齢
ハグルマヤママユ
↓
初齢
真っ黒^_^
↓
可愛い終齢
ヤママユガですが緑じゃない終齢。
クロウスタビガ
…越冬卵管理に失敗(T . T)
聞いていましたが、本当にデリケートで難しい(≧∀≦)可愛そうなことをしました(T . T)
初齢と終齢がこんなにも違うのは、
何か意味があるのでしょうか。。
しかも、中間齢もまた違う姿ものがあるのですよ‼️
不思議ですよね。
虫のメカニズムって本当にスゴイ❣️
ヤママユガ飼育第二弾、
オオミズアオ、オナガミズアオ、シンジュサンが若齢で頑張っています!
成長を楽しみに飼育も頑張ります♪!(^^)!
『笑うな』
週末は良いお天気でしたね!
私は学校に塾のテスト…虫捕りにいけませんでした(´-`)
私のストレス発散の一つは本です(^。^)
文字を見ると癒されますね(^.^)
ということで、
今日は書評です♪
前にもふれたことのある、
筒井康隆さんの作品を紹介します。
「俺」は友人に呼び出された。
しかしその友人は、
モジモジしていていつまでたっても要件を話さない。
俺がせかすと、「絶対に笑うなよ」と言う。
すると友は俺に「タイムマシーンを発明したんだ」とあかした。
暫く笑いをこらえていた俺だったが、
こらえきれなくなり、気違いのように大笑いした。
何度も聞き直したが、
「俺はタイムマシーン…」という言葉を聞くたびに笑いが止まらなくなってしまう。
しかも友人も笑いこけている。
信じられないという俺に、友人はそのタイムマシーンに乗せてくれた。
その結果、見えたのはさっき笑い転げている俺たちだった。
そのやり取りをタイムマシーン越しに見ていると、また笑いがこみあげてきて…
私も最初はタイムマシーンという7文字にどんな面白さがこめらているのかわからなかったですが、
読みすすめたり読み返したりしているうちに動画の同じ場所を何度も巻き戻してみているような繰り返しに、
つられて顔がにやけて、
最後には一緒に笑ってしまうような、
何が面白くて何がミステリーなのか、、
星新一さんとはまた違う筒井康隆さんの作る空気感に引き込まれていきました。
筒井さんのショートショート、
落語みたいに後からジワジワ面白さがくるのがとても印象的でした。
34編入っている短編集、他の話もどれも面白そうなので読みたいと思いました。
これは筒井康隆さんの本の中で
小学生でも楽しめる本ではないかと思いましたよ(^∇^)
イモムシあれこれ
こんにちは。
今日は夏のような暑さでしたね。
運動会の練習を毎日しているので、
疲れました(≧∇≦)
さて、今日は我が家にいる小動物のような可愛いイモムシの話です。
4月の三浦半島から持ち帰ったコ。
↓
最初は小さ過ぎて同定も出来ないくらいのイモムシでしたが、
サクラを食べて、ゆっくりゆっくり成長して、
トビモンオオエダシャク だと分かりました❣️
うつ伏せになっていますが、
猫の耳のようなものが見えますよね?
顔は…
w(゚o゚)w
何だか怒ったような顔に見えます(≧∀≦)
続いてこちら。
オナガミズアオのためにハンノキを探しに行った先で出会いました。
また頭を下げています。
↓
起きました!
これは??
近寄って、、
これはヒトツメカギバです。
成虫はあったことがありますが、
幼虫ははじめて出会えました。
幼虫はどこかクロコノマチョウに似ていますよね。
あの成虫なのにこんなウサギのようなイモムシとは思えません(^。^)
こちらは、
越冬から目覚めたオオムラサキ。
最近、4頭くらいエノキの幹を登って葉っぱを食べ出しましたよ。
また頭を下げてます。。
顔を上げると、、
片耳がちぎれていますが(T . T)
コアラみたいですよね。
↓
…こういう怪我は羽化に影響があるのでしょうか。?
耳みたいな突起があるだけで、
可愛いさが増しますね。
こちらは
冬にフユシャク探しによく行った緑地で見つけたチャバネフユエダシャク❣️
頭の形、足が可愛い!
昨年みくに会でもであえましたが、
飼育がなかなか難しくて蛹にまでなかなかいきません(≧∀≦)
こちらはヤエヤマカラスアゲハ。
前からだと亀のように見えます。
蛇にも見えるかな。
顔は、、
意外とおとなしい顔ですね(^ ^)
イモムシは動き、見た目、
見所がたくさんで面白いですよね。
まだまだ実際に見てみたいコ、
出会いたいコがいっぱいいます。
これからどんなイモムシに出会えるか、
楽しみです(^ω^)♪