虫のあれこれ。時々書評。

虫と本が大好きな中学生女子。出会った虫について、読んだ本の書評など、書いています。平成29年度上野科学博物館 野依科学奨励賞を受賞。2018年度 日本昆虫協会 夏休み昆虫大賞受賞。2019年度 最優秀賞受賞。

2017年の思い出の虫⑬

まだまだ思い出が続きます( ^ ^ )

今日はハラビロカマキリから出てきた

ハリガネムシのお話です。


ある日、母が留守で学校から帰宅後、

私1人が留守番していた時のこと。

死んだカマキリを標本にしようと思い、

内臓を取り出していると、

(カマキリの場合、内臓をそのままにしていると腐ったりするので、標本を作る時は内臓を抜いた方が良いのです)

何か固い針金のような

物体が突然出てきたのです。

びっくりしてよく見てみるとそれがハリガネムシだったのです!

カマキリは死んでいましたし、

まだお腹の中にハリガネムシがいるとは予想していなかったところで、

会いたかったハリガネムシとの遭遇、

すごく嬉しかった記憶があります。

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事件直後に撮った写真。

水がないとまもなくして死んでしまうので、

急いで空の卵パックに水を張り、

その中に宿主のカマキリごと入れたところ。


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自分でクルクルになります。

結び目を作ったりほどいたり…

可愛く面白いですよ!


3週間くらい生きていましたがお亡くなりに

なってしまいました。

宿主からでてくると、なにも食べないで交尾相手を探し産卵するらしいです。


飼育は何頭も必要、ということでしょうか。?

今年も出会えたら、

長生きさせて観察したいと思っています‼︎

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