虫のあれこれ。時々書評。

虫と本が大好きな中学生女子。出会った虫について、読んだ本の書評など、書いています。平成29年度上野科学博物館 野依科学奨励賞を受賞。2018年度 日本昆虫協会 夏休み昆虫大賞受賞。2019年度 最優秀賞受賞。

アマミナナフシ

2017年3月にファーブル会の会合で頂いたアマミナナフシの幼体。

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その後この子が大きくなり子どもを産み、

その子たちがまた子どもを産み‥


珍しい?♂も出たことも!

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そして、

今、元気に家にいる子は3代目アマミ♀さんです。

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体にとまらせるとこんな感じ。

今の時点で足を入れないで測ると13㎝、

足を入れて測ると23㎝!♀は本当に大きいです‼︎



前に朝日小学生新聞

『ファーブル先生の昆虫教室』に質問をしたことがありましたが、

「ナナフシもカマキリも、見た目だけではなく、動き自体も風に揺れる枝や葉に擬態しているのだよ。」とファーブル先生に教えてもらいました。

擬態のユラユラ、酔っ払っているかのようで、おもわず笑ってしまいます。

ナナフシの仲間はそういうところが可愛いですね。


そしてこの子、

ナナフシモドキと同じで単為生殖。

♀だけで子どもを増やしていけるのです!


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この写真の左側が卵、右側が糞。

卵の方が丸っこいのですが、

遠くから見るとあまり見分けが付きません。

昨年の秋くらいから、糞20個に対して卵1個の割合くらいで産んでいますよ。

孵化率は低いので、たくさん産むのでしょうか。

植物の種みたいなので、他の生き物が間違えて運びそうだなぁ。


大事に飼育して、命を4代目に繋げていきたいです^ - ^