虫のあれこれ。時々書評。

虫と本が大好きな中学生女子。出会った虫について、読んだ本の書評など、書いています。平成29年度上野科学博物館 野依科学奨励賞を受賞。2018年度 日本昆虫協会 夏休み昆虫大賞受賞。2019年度 最優秀賞受賞。

展翅講習会

昨日は、昆虫標本のプロ(飼育もプロ級)の方に標本を教わりました‼︎

いつも売り物として本当に綺麗な標本を作る方で、
その方がどんなことをして美しいものを作っているのか、見てみたかったのです。


今回は軟化展翅をメインに、
私の家で保存していた蝶を使ってやって頂きました。

プロの技は
私が1年生の時に習ってやってきた展翅の仕方とは違うやり方でした。
翅を開いて形を整えるという基本は変わらないのですが、
準備から、
蝶、蛾の身体の仕組みを知ったうえでの作業がいろいろありました。
道具もそれに合わせていろいろ作ったり、使ったりします。

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どの作業も大事なのですが、
特に難しかったことは、
触角の向きを整えてピンときれいにするところです。
軟化展翅で使う蝶は一度乾燥してしまったものなので、壊れやすいのです。
しかもすべての流れを時間をかけずにやるというので、これはすぐに上手くなるわけではないなぁと思いました。

生展翅も見せて頂きましたが、
死後何日も経っているものと、
先ほどまで生きていたものでもやり方が違うのです。
その時の蝶、蛾の状態を見ながら、だそうです。


標本を作るということは、
昆虫の体の作りも知らなければならないということがわかって、
勉強になったとても良い1日となりました。(#^.^#)

これからいっぱい練習して、
もっと上手に展翅出来るようになりたいです!


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