『蛾の魅力と面白さ』 講演会
昨日は最高気温が19°C、11月 上旬ほどの
肌寒い日でしたね。
今の季節は
私の好きな『紫式部』、
その名前が付いた植木に紫の実がなっています。可愛いです(^-^)
(うちにある植物で数少ない食草ではない植木の1つ)
さて、週末は、岸田泰則先生による、
「蛾の魅力と面白さ」という講演を聞きに
行ってきましたよ。
場所は東京大学本郷キャンパス大講堂です。
東京大学総合研究博物館『珠玉の昆虫標本』では、
期間中に面白そうな特別イベントがいくつか
あったのです。
(矢後勝也さんの『秘蔵コレクションについて』や『昆虫標本作製入門』なども行ってみたかった!)
その最後のイベントがこれでした。
題名だけでもとっても面白そうです!
講演の内容は
★生い立ち
幼少時代や学生時代のこと、読書感想文は図鑑で虫についての感想について書いたことや、高尾山での採集の思い出、余生の過ごし方まで楽しい紹介がありました。
当時売られていた昆虫標本セットも見せてくださいました。
ちゃんと注射器も入っていますΣ(゚д゚lll)
(200円と書いてありました)
★世間での蛾のイメージや蝶と蛾の違いについて
モスラは蛾ではない⁉︎というお話もありました(^-^)
★調査について
皇居や中国、高山の北岳…
いろいろな場所で普段どんな調査、採集、研究をしているのかの興味深いお話があり、
★蛾の種類と魅力について
トラガ、カトカラ、ヤママユガ、スカシバ、ヤガ、フユシャク、ヒトリガ、マガラガ、、
言葉の意味やそれぞれの素敵さ、
憧れの蛾を追い求めている話しもありました。
講演のタイトルの通り、
『蛾の魅力と面白さ』をたくさん知れたよい1時間でした。
この後、
博物館に移動して改めて貴重な標本を見てきました。
200年前に作られた国内最古の武蔵石寿さんの標本をガロアさん(ガロアムシを見つけた方)が発見した話や、
加藤正世さんの標本の話しなど岸田先生が
そこにいた方々に解説をしてくださいました。
武蔵石寿さんの標本は重要文化財級だそうです。
中には当時薬だったミドリゲンセイやトウチュウカソウがあったり、
コウモリ、タツノオトシゴまでいました。
薄いジンガサハムシも形がきちんと残っていることに驚きました。
昆虫針を作った人のおかげで
標本が長く残せるようになったという標本の歴史のお話し(これは奥本先生が話されていたそうです)も面白く、
形に残すということはとても大切なことなんだと思いました。
いろいろなお話を聞けたし、
もう一度東大博物館に行けて楽しい時間でした。^ - ^