虫のあれこれ。時々書評。

虫と本が大好きな中学生女子。出会った虫について、読んだ本の書評など、書いています。平成29年度上野科学博物館 野依科学奨励賞を受賞。2018年度 日本昆虫協会 夏休み昆虫大賞受賞。2019年度 最優秀賞受賞。

ヤママユガ 越冬準備②

朝の通学が寒くなってきました(´-`)



ヤママユガの卵の越冬準備の続きです!


今年、標本のプロの方から

たくさんの目の細かいネットと、

そのネットで作る袋を1つを頂いていました。

これはゼフィルスの卵を越冬させる時に使うものだそうです。


それと同じことをやろうということです^_^

難しいゼフィルスの卵の管理方法と同じにすればうまくいきそうです。


用意するものはこれです。

左の袋はお手本の袋。

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①同じ大きさになるようにネットを切る。

(このネットは古くなった補虫網じゃないかと思います)


②端っこを運針みたいに縫う

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③ひっくり返して入り口にしばる紐を縫いつける

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④中に卵を入れてラベルをつける

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出来ました(^∇^)

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曲がったり上手く出来なくてもなんとか袋になりますね(^_^;)


クロウスタビ以外は100卵ずつくらいはありますが、それでも通気性は良さそうです。


これを北側の日が当たりすぎない屋外へつるしておきます。

雨の当たるところが良いみたいですが

うちは北側は屋根があるので、たまに偽物の雨を降らせます。

パックよりは

自然の環境に近い状態になるかな。


そして、

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こちらの上の小さいのはエゾヨツメの蛹、

エゾヨツメは蛹で越冬します。

たまにピクピクカサカサ動いていますよ。

これも自然に近い環境におかないといけませんね!


来年、卵は孵化して、蛹は無事に羽化して欲しいです(^^)♪