虫のあれこれ。時々書評。

虫と本が大好きな中学生女子。出会った虫について、読んだ本の書評など、書いています。平成29年度上野科学博物館 野依科学奨励賞を受賞。2018年度 日本昆虫協会 夏休み昆虫大賞受賞。2019年度 最優秀賞受賞。

エビガラスズメ

こんばんは(^ ^)


週末は台風19号がやってきそうですね( ゚Д゚)

土曜日は学校で、

文化祭のような行事があります。

そして、私のグループは

〝アニマル・バス〟というテーマで

ガラパゴスコスタリカなどの生き物を中心に調べて、展示をする準備をしてきました。


しかし、、

今回の台風が来る予報で、

今日、延期が決まりました(T . T)(T . T)(T . T)


連休の虫捕りも怪しくなってきました(T . T)



関東地方の台風の被害が少ないことを願おうと思っています。



さて、

今日はエビガラスズメさんについてです♡



先日、虫捕りの先輩から私の好きなスズメガの仲間、エビガラスズメの幼虫が届きました(^o^)

お散歩の途中で道路を危なくも歩いていたそうです。

7㎝くらいある立派な終齢幼虫です!

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模様も皮膚の感じもとにかく立派!

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エビガラスズメの幼虫は色、柄がいろいろいます。

今回頂いたのは褐色型。

ほかには、黒色型、緑色型、その中でも変異がいろいろあるようです。

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終齢も老熟している様子で、

次の日には蛹になりそうだったので、

届いたその日に幼虫標本にさせてもらいましたm(_ _)m

上、褐色型

下、黒色型 私の家の近くには黒色型がいました。

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格好良いですよね。。♡


緑色型もいつか見つけて標本を並べたいなぁ。。

…緑色だと、ほかのスズメガとの判別が難しそうです(≧∀≦)


スズメガ科の幼虫は、色が違う個体が多いですか.

何故でしょうか?

時期と擬態の場所の関係でしょうか。

種の保存の確率を上げるため?

不思議ですね。


話はエビガラスズメに戻りますが、

成虫は2度も目の前で取り逃がしたことがあり、標本では持っていません。


腹部の赤の縞々柄、、本当に素敵なんです♡


このコは、

ユウガオの蜜を吸って受粉を助けることから、

『ユウガオベットウ』という素敵な別名もあります。


そして、

杉田久女という方が俳句にも書いているようです。

夕顔を蛾の飛びめぐる薄暮かな   杉田久女


昔から、

エビガラスズメは存在感があるスズメガだったのかもしれませんね。


私も一度自分で捕まえたい❣️

と今も思っています(^_^)



下は

褐色型エビガラスズメをのぞいて、

最近近所で見つけたスズメガ科のコたちです。

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オオスカシバ(家のクチナシで)

ホシホウジャク

エビガラスズメ(褐色型)

エビガラスズメ(黒色型)

セスジスズメ


寄生されていなくて、

うまく時期が合って綺麗な幼虫標本が出来ると、

やっぱり嬉しいです♪



10月になり、9月までより少し時間ができたので、

少しずつ標本の整理もしていきたいです(^◇^)