虫のあれこれ。時々書評。

虫と本が大好きな中学生女子。出会った虫について、読んだ本の書評など、書いています。平成29年度上野科学博物館 野依科学奨励賞を受賞。2018年度 日本昆虫協会 夏休み昆虫大賞受賞。2019年度 最優秀賞受賞。

2019 日本昆虫協会 夏休み昆虫研究大賞 結果発表

こんにちは(^_^)


今日は秋らしいお天気ですね♪🌰


さて、今日は

日本昆虫協会さんの

『2019 夏休み昆虫研究大賞』についてです!



2年前には

『ヤママユの一生を追いかけて』

という天蚕の一生をテーマにした研究論文を書きました。



昨年は

『イモムシ・ケムシの標本作り part2』

というテーマで幼虫標本についての研究論文と、

標本部門では、

『2年間で私のところに来てくれた虫たち』という標本を提出し、見ていただきました。




そして、

今年は、

『イモムシ・ケムシの標本作り part3』

という新しい幼虫標本作りに挑戦した研究論文を書いて応募していました。


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今回は、

骨格透明標本という、

魚類などで有名な生物を透明化させる標本作りを、

骨格がないイモムシ・ケムシで出来ないだろうか、という実験を行いました。


私は生物を解剖をして、

中身を観察するのが好きなのですが、

もし、透明化に成功すれば、

可愛いイモムシ・ケムシを切らずに、

外から臓器や作りが可視化出来るかもしれない、と思ったのです。


そして、イモムシが嫌いなコも、

学校や、いろいろなところで、

触らずに、観察をすることも出来ます。



と、始まった研究でしたが、、

イモムシ・ケムシの透明標本作りをやっている方がいないため、

形になるまでが本当に試行錯誤でした。



そして、

この研究論文は、

最優秀賞、という賞を頂きました(^◇^)



長い論文を読んで審査して下さった方々、

実験に協力して下さった方々にもお礼が言いたいです。


以前、農工大の横山先生が、

研究も、それ以外のことも、

何をするにも誰かと関わったり、

誰かの協力がいる。

だから、社会性も大切なんだよ、と教えて下さったことがありました。



今回も、

周りにいる方にアドバイスをもらったり、

協力を頂いたりと、

自分一人で出来るものではない実験で、

そういう人たちがいることを幸せに思いました。



そして、

興味のあることを形にするということは、

新しい知識、それ以外にも学ぶことがたくさんあると、改めて思いました。



11月の表彰式では、

他の受賞者の方々の興味ある研究や作品を見ることが出来るので、

今からとても楽しみです❣️



(すごい方の娘さんも受賞されていると聞きました!その方の作品も見てみたいです^_^)