日本蛾類学会 研究発表会
こんにちは。
最近、かなり花粉が飛び始めてきていますね。
私は花粉症なので、
この先が思いやられます…Σ(゚∀゚ノ)
さて、
土曜日は、
日本蛾類学会の研究発表会に、
発表を聴きに行ってきました!
この要旨集の表紙は、
オオクジャクヤママユで飾られていて、
とても私好みの柄でした。♡
〇まず最初の特別講演は、
「飛蛾の火に赴くが如し:昆虫走行性の行動メカニズム」について、
石川県立大学の弘中満太郎先生の講演、
1時間でした。
愛知県常滑市や石川県にも未だにある
『虫送り』という
虫の走行性を利用した防除法であるという
昔からのお祭りに始まり、
チャバネアオカメムシをモデルの材料とし
て、どうして、どのように虫が灯りに来るのか、様々な条件を変えて実験をされたお話は、とても面白かったです。
弘中先生は、
蛾が苦手、、と話していて、
蛾ではあまり実験をされていませんでしたが、
蛾も灯りに来る虫が多いですから
蛾での実験も面白いだろうなぁと思ってしまいました。
『飛蛾の火に赴くが如し』は、
一文だそうです。
◯新津修平さんの
「驚愕のミノガ採集法」
について。
ミノガの採集環境や発生時期と種類のお話に、
ガードレール採集法で、
日本のミノガ40種のうち、23種は取れる!
というお話や
グーグルマップ採集法もとても面白かったです。
後からお聞きしたのですが、
私が年始に見つけたミノガの種類も教えて下さいました。…チビミノガでした(^^)
続いては、
◯綿引大祐さんの
「オオベニモンアオリンガの分布域と雄交尾器の二型」について
◯神保宇嗣さんの
「オオハイジロハマキとハイジロハマキの
分類学上の問題点」について。
◯那須義次さんの
「屋内でみられる小蛾類の蛹による識別:メイガ科」
識別や分類は私にはまだまだ難しいですが、正確な分類をすることは、
新しい発見もありますし、
とても大切なことなのではないかと、
感じました。
◯堀江清史さんの
「Campylotes属分類と生態の再検討」
私にとってマダラガ科は
ベニモンマダラとミノウスバ くらいしか馴染みがありませんが、
綺麗で美しいものが多いですね。
雲南省での観察のお話も
とても面白かったです。
最後は、
岸田会長のお話と写真撮影がありました。
研究の取り組み方や、
楽しみ方、拘りなど、凄い方ばかりで、
学会の研究発表はいつも勉強になることばかりです!
今回も行って良かったと思いました。(^∇^)ノ