少年科学探偵
今日は久しぶりの書評です。
「少年科学探偵」より 紅色ダイヤ
小酒井不木 真珠書院
12歳の塚原俊雄君は大人も敵わないくらいの賢い少年です。
科学を研究している俊雄君は探偵小説が好きになり、あらゆる学問を勉強し、
科学探偵になる決心をしました。
柔道3段の助手兼用心棒もいます。
そんなある日のこと、俊雄君のところに1通の手紙が届きました。
事件の予告文です。
それからしばらくして、叔父さんのダイヤがなくなりました。
このダイヤは大泥棒も狙うような凄いダイヤ、しかも大事件を解決したらダイヤを叔父さんからもらえることになっていたもの。
叔父さんにとっても俊雄くんにとっても一大事です。
ダイヤ取り戻すために、俊雄君と助手が
タッグを組んで事件を解決していきます。
私にはとても思いつかない方法で事件を
次々と解決していく俊雄君。
事件が解決するシーンは読んでいて気持ちよく、俊雄君に拍手を送りたくなります!
☆☆☆☆☆☆
私は2年生の頃、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズにはまり、
その後、江戸川乱歩を生んだと言われる小酒井不木さんを知りました。
この『少年科学探偵』は本当に面白く、
「紅色ダイヤ」の他にも、
「頭蓋骨の秘密」も好きです。
先日こちらで書いた『いたずらおばあさん』の書評は3月4日に朝日小学生新聞に載せて頂きました。
書評委員の任期もあと少し、
読むだけでなく、
書評を書くこともとっても楽しかった1年間でした♡
これからも面白い本をたくさん読みたいと思います^ - ^