虫のあれこれ。時々書評。

虫と本が大好きな中学生女子。出会った虫について、読んだ本の書評など、書いています。平成29年度上野科学博物館 野依科学奨励賞を受賞。2018年度 日本昆虫協会 夏休み昆虫大賞受賞。2019年度 最優秀賞受賞。

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

2017年思い出の虫⑦

ヒゲコガネ。 この子を捕るために先輩と河川敷へ何度も通いました。 私は生体はとれず、結局ペシャンコになっているもの一頭しか持ち帰れませんでした。母がその子をなんとか生きている状態の標本にしてくれましたが。こうしてみると、立派な子!人間の都合…

虫へん

辞書を参考にして、漢字に虫が入っている漢字を書きだしてみました。虹、蛮、蛸、蛙、蝉、蝿、蜂、蝶、蛾、蟻、蟹、虱、蚕…と、まだまだたくさん。漢字をよく見てみると、虹などという綺麗なものから蛇というそうでないものまであります。虫でないものあった…

アオミオカタニシ

2017年3月に私の家に来た沖縄産アオミオカタニシ。緑色をしているとても綺麗なヤマタニシです。生態がはっきりしていないらしく、長い間飼育し続けることがなかなか出来ないときいたので、長生きさせるのが私の目標になりました。◉綺麗な緑は、死んでしまう…

日本蛾類学会

昨日、昨年から行きたいと思っていた 日本蛾類学会の研究発表会に行って来ました。場所は、東京大学の本郷キャンパス理学部の大講堂。ファーブル会でお世話になっている奥本先生や、岸田会長も講演すると聞いたので、とても楽しみにしていました!奥本先生 …

2017年の思い出の虫⑥

オオセンチコガネ。 一番最初にこの子と出会ったのは、 3年前の山梨県の道志でのこと。 わざわざ採りに行ったわけではなく、 キャンプで偶然見つけたのですが、 その輝きのある体は、 誰もみない脚やお腹までも キラキラと光る美しさ。 すっかり魅了されてし…

顕微鏡

小さい頃から愛用している顕微鏡。よく虫の羽や身体などを見ています。0歳の時からお世話になっている小児科の先生にも、「顕微鏡を見るなら、見たものを書き写したほうがいいよ」とよく言われました。そういえば、加藤正世さんも熊楠さんも山口左仲さんも…

ファーブル館

昨日はファーブル会、昆虫塾の勉強会でした。一年生で入会し、何度も行ったことのある昆虫館ですが、新しい事を知る度に、館に行った時に感じることや、見え方が前と変わる気がします。まだまだ知らないことは山ほどありますが。私は採集や飼育が好きで、そ…

女主人

ドキドキする怖い話。「小学生までに読んでおきたい文学3 怖い話」 松田哲夫作 あすなろ書房 より『女主人』ロアルト・ダール作(今日、朝日小学生新聞に書評を載せて頂いた本です。)旅をしている好青年ビリイは宿を探しています。人に教えてもらった宿に向…

目黒寄生虫館

今日は目黒寄生虫館に行ってきました。オカモノアラガイというカタツムリに寄生する「ロイコクロリジウム」の解説があったからです。これがロイコクロリジウムです。寄生虫館の中で一番好きなコかもしれません。生態図。館の研究員の方が説明してくれていま…

2017年の思い出の虫⑤

ヤママユ。昨年の自由研究にした虫。ファーブル先生が研究したというクジャクヤママユの仲間です。一昨年に成虫を採集→産卵→越冬→昨年春に孵化→幼虫飼育→繭作り→羽化。一生を追いかけた思い出深いヤママユです。90の卵から30匹くらい孵化 眠に入ってる終齢幼…

2017年の思い出の虫➃

カブトムシ。私はカブト、クワガタから虫好きになったわけではないのですが、夜間採集で出会ったカブトムシの成虫のペア、とても立派でした。やっぱり標本箱に1ペアあっても良いですね。そして幼虫。府中のN大学の昆虫研究会で頂いたものです。今まで見たカ…

レモネードを作ろう

今日は頂いた本の書評です。 「レモネードを作ろう」ヴァージニア・ユウワー・ウルフ作 徳間書店「私」は大学に行きたい女の子。でもお金がありません。そこで見つけたのがベビーシッターのバイトでした。バイト先の家はとても汚いし、2人の子供の母ジョリー…

コウガイビル、その後。

コウガイビルの飼育の今回のポイント。 ◎マットでなくて、水苔をしく (常に湿度が保てるのと衛生的) ◎サザエの壺焼き後の貝殻をいれる (植木鉢のかけらが良いみたいだけどなかったので) サザエをとても気に入っているようで。 母が買ってきたミミズを置…

2017年の思い出の虫③

ルリタテハの終齢幼虫。埼玉県で採集。 見ためもさわりごこちもトゲトゲしていて芸術的!まるで蛾の幼虫のようでした。幼虫標本にできると思ったら、次の日には蛹になってしまいました。でも、きれいな瑠璃色をした美しい成虫は羽化してくれたけど。

虫クラブ

4年生から始まるクラブ活動。虫部を立ち上げようと去年から考えていました。立ち上げるには、まず担任の先生、クラブ主任、校長先生まで説得しなければならないのです。目的や年間スケジュールや署名など、簡単な企画書を書いてみました。署名はお友達5名し…

虫に関する本。『だから、科学っておもしろい‼︎』くもん出版から「蚤」 (朝日小学生新聞で書評を載せて頂いた本です)この話の始まりは明治29年。斎藤茂吉さんは病院の家に住んでいます。診察室のじゅうたんをめくると、ノミがたくさん!高校の寄宿寮にもノ…

2017年の思い出の虫②

ウスタビガ♀ 。自分で捕まえるのは嬉しいです。山の中腹、自動販売機で。モフモフで可愛い。ヤママユガ、やっぱり好きだなぁ。今年も出会いたいです。

頂きもの

昨夜、虫の先輩に素敵な虫たちを頂いた。ホンマイマイ、セマダラマグソコガネ、クロコウガイビル、コカブト。飼育ゲージに入れてみました。どの子も可愛いなぁ❣️コウガイビルは大好きだが、いつも自分の消化液で自分を溶かしてしまい、なかなか長生きしたこ…

2017年の思い出の虫①

スカラベ♡太陽の神の化身と呼ばれた虫。ファーブル先生も愛した虫。私がずっと憧れていた虫。糞玉を作るところは泥だんご職人のよう。糞玉を転がすところは運動会の大玉送りのよう。今は怠けて転がさなくなっちゃったけれど(*T_T*) 本当に可愛い。

南方熊楠展

今日は上野の科学博物館へ。行きたかった『南方熊楠展』。本では読んだことがありましたが、本当に筆まめな人だったみたいです。書簡、日記、抜き書き、菌類図譜、、たくさんの手書きの資料に驚きました!こんなすごい人になりたい。

冬越し☆

ヤママユ、クスサン、ヒメヤママユ、ナナフシモドキ、トゲナナフシ、ウスタビガ。。昨年採ったコなどの卵。大事に管理しています(^ ^)今年も春に卵から可愛い幼虫たちが孵化しますように☆

2018年 最初の

2018年最初に届いた本、 加藤正世著 「昆虫の生活」。 3年前に行った『蝉類博物館展』で加藤正世先生の素晴らしい標本の数々を見ました。 私にとって、影響を受けているすごい方の1人です。 虫それぞれについているタイトル、説明が素敵。 俳句も書いてあっ…