虫のあれこれ。時々書評。

虫と本が大好きな中学生女子。出会った虫について、読んだ本の書評など、書いています。平成29年度上野科学博物館 野依科学奨励賞を受賞。2018年度 日本昆虫協会 夏休み昆虫大賞受賞。2019年度 最優秀賞受賞。

虫に関する本。

『だから、科学っておもしろい‼︎』くもん出版
から「蚤」 
朝日小学生新聞で書評を載せて頂いた本です)


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この話の始まりは明治29年
斎藤茂吉さんは病院の家に住んでいます。
診察室のじゅうたんをめくると、ノミがたくさん!
高校の寄宿寮にもノミがいすぎて、安眠できませんでした。
仕方がないから病人用ベッドカバーを袋にして、首のところを巾着のようにしめて寝る‥
と、ノミを相手に悪戦苦闘する姿が笑えます。
ふつうだったらノミはきらわれる害虫。
でもなんだか可愛くみえてくる話です。
この話を読むと、ノミと茂吉さんの人柄に興味が出てくるはずです。

私はまだ蚤を見たことがありませんが(≧∇≦)