マイマイカブリ採集会 後編『蜂』
こんにちは(^。^)
三寒四温で、
春らしくなってきましたね。🌸
先週の今頃も、採集地では
梅に菜の花、たんぽぽ、馬酔木などの
春のお花が観られて、
(花粉も多くて)春を感じられたなぁ(^ν^)
梅🌸
キリガの好きな馬酔木🌸
そのお花の蜜を集めている蜜蜂もたくさんいました。🐝
↓
今回はそんな『蜂』がテーマの
マイマイカブリ採集会後編ですよ!
朽木を割っていくと、
寒い冬を木の中で過ごし、仮眠している虫たちに出会えたわけですが、
知識として知っていても、
本当に木の中のあちらこちらから様々なコたちが出てくる様子を実際に観ることが出来て、
驚きも多かったです。
甲虫の幼虫や成虫だけではなくて、
女王蜂が出てきた時には特におどろきました
w(゚o゚)w🐝
↓
上 キイロスズメバチ
下 コガタスズメバチ
そして。
オオスズメバチまで(⊙ロ⊙)
↑
朽木から大先輩が取り出して下さったあと、
地面に置いてもらい、、
おっかなびっくり撮影したものです。 ( ゚Д゚)
寝起きでおとなしくしてくれていましたが、
生きたオオスズメバチの女王は、
そこにいるだけで、凄い迫力でした✨
違う種類の女王たちがこうやって同じ木に眠っていることも面白いなぁと思っていましたら、、
もう一頭コガタスズメバチがでてきて、、、
↓
どうやらこのコは様子がおかしいそうです。
分かるでしょうか??
角度を変えてみましたが、ブレてますね(^_^;)
↓
持ち帰って自宅で撮影!
1週間どうしようと観察していましたが、
日に日に元気がなくなり、お尻を持ち上げたりしながら、フラフラしていました。
その原因は…
腹節から見えている黒いものです。。w(゚o゚)w
ネジレバネという虫に寄生されていたのです。
このネジレバネという虫、
♀は幼虫も成虫もイモムシの容姿で、
宿主に寄生した状態で翅のある♂を
待ちます。
♂はなかなか観られないそうですよ。
この顔を出しているコは、どちらなんてしょうか。。???
興味津々で、このネジレバネを取り出してみることにしました!!!!!
幼虫標本に出来る可能性があるので、
宿主も生きたままやってみることにしました。
まずは、解剖などせずに、
引っ張ってみますよ。。🐛🐝
頭部が、露わになってきましたw(゚o゚)w
さらに引っ張ってみようとしましたが、
突っかかっているようです。
柔らかそうな身体ですので、
このまま続けたらちぎれそうな嫌な予感。。。
うーん、暫く悩んで。。
少し切れ目をハサミで入れてみました。
蜂の胴体の中身は、、、
殆ど無く、下の様なイモムシ状の
ネジレバネがしっかりと入り込んでいました。。。
食い尽くすところまで長い時間寄生していたようです。
♀か♂かは分かりませんが、
貴重な生体を目の当たりにしました。👀
柔らかすぎるので、
通常の標本の作成方法はできません。
紙に乗せて乾燥させてみます(≧∇≦)
↓
宿主と寄生虫。
↓
蜂にも天敵はいるのですね。
この世にこんな寄生虫は
どれだけいるのでしょうか。。。
寄生虫にも宿主を選んだり、
限定する種もあるのだろうし、
人生(虫生)の全てを宿主に頼る生き方は、
命がけの強かな壮大な営みであり、
人間社会の縮図みたい??と
考えさせられましたよ。
オマケ①
帰りに、蜂蜜を買いました🍯
あの辺りの蜂🐝が作った蜂蜜かな(^.^)
他にはローヤルゼリーや蜂の巣、蜂の子などありました。
オマケ②
私の家には偶然
日本最古のお酒、秩父の蜂蜜で作った
蜂蜜酒がありました。
(私は飲めませんが、美味しいのかなぁ?)
野菜作りも蜂のおかげだったり、
私たち人間は蜂たちにたくさんの恩恵を受けているんだなとも感じた一日でした。✨