虫のあれこれ。時々書評。

虫と本が大好きな中学生女子。出会った虫について、読んだ本の書評など、書いています。平成29年度上野科学博物館 野依科学奨励賞を受賞。2018年度 日本昆虫協会 夏休み昆虫大賞受賞。2019年度 最優秀賞受賞。

顕微鏡

小さい頃から愛用している顕微鏡。

よく虫の羽や身体などを見ています。


0歳の時からお世話になっている

小児科の先生にも、

「顕微鏡を見るなら、見たものを書き写したほうがいいよ」とよく言われました。


そういえば、

加藤正世さんも熊楠さんも山口左仲さんも

見たものをとても細かく書き写しています。

書き写すことで新しい発見があるというのです。


私も今まで何度もやってはみるのですが、

絵が下手なのかどうも思い描いているようにはうまくいきません。


その疑問が目黒寄生虫館にて

解き明かされました。

なんと、電子顕微鏡がない頃の専門家達は

アッペ式顕微鏡描写法という方法を使っていたそうです。

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顕微鏡の上に鏡が付けてあり、

紙の上にうつった検体をそのままなぞれば良いというのです。


すると、

こんなに細かく綺麗に描ける⁉︎

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今はこの装置、あるのでしょうか?

いつか使ってみたいです。

綺麗に書き写せそうです。