1/18 冬尺蛾採集 振り返り
こんにちは。
先日の神奈川県でのフユシャク 採集を振り返ってみたいと思います(^ν^)
写真でいろいろ撮り、
前回のブログにあげてみましたが、
実際にはどれがどれで何を持ち帰ったのか…
判別に時間がかかりましたよ(^◇^;)
♂を並べたところ。
改めて見ると小さいですね(≧∀≦)
これは興味のない人には存在すら気がつかないはずです(笑)
大きくしてみます。
↓
◉ナミスジフユナミシャク♂×3
このコたちの♀はこちら。
↓
◉ナミスジフユナミシャク♀×2
◉シモフリトゲエダシャク♂×1
♀は見つかりませんでした。
◉チャバネフユエダシャク♂×1
次に行く時にまだ♀がいるかなぁ。
◉ウスモンフユシャク (?)♂×1
◉この日たくさんいたウスバフユシャク♂×4
◉ウスバフユシャク♀×1
◉左は誰でしょうか。キリガ??
◉フユシャク だと思いますが、
ウスモンフユシャク でもないような模様です。
?
◉シロオビフユシャク ♀×1
こんな成果でした(^_^)
翅がひっくり返るコとひっくり返らないコがいるんです、不思議。
名前の分からないものは展翅して見てもらおうと思っています。
フユシャク の展翅はすごく難しいのですが頑張ってみよう(*´ω`*)
また次回の採集が楽しみです(^◇^)♪
前回採ったのと違うコが出て来ているかもしれませんね。
続 冬尺蛾探し
昨日は立川志の輔さんの落語を見に行ってきましたよ。
場所は観世能楽堂という能の舞台です。
演目は『モモリン』と『井戸の茶碗』、余興は長唄、3時間、笑い通しでした(^∇^)
落語って、本当に面白いですね。
さて、
先週末にフユシャク 探しにまた行ってきました♪
何回か行った場所ですが、
今回はこの場所をフユシャクが沢山発生する地と有名になる前に最初に開拓されたすごい方からいろいろアドバイスを頂きました。
時代とともに種類や発生場所が変わっているのも観察されてきたそうです。
同じ地を観察し続けると、
面白い発見がたくさんありそうですよね。
私は今シーズンからのフユシャク 探しで、
右も左も分からない状態ですが(≧∀≦)
フユシャク 探しは、ヤママユガ採集ともハムシ採集、甲虫採集とも全然違う、とても楽しい虫探しのジャンルな気がしています。
アドバイスの通り、
発生しそうな場所をゆっくりじっくり見ていくと、、
シロオビフユシャク ♀!
このコはお正月にもいたコです。
遠くから見ると、アワフキみたい^_^
これはウスモンフユシャク♂?
木に止まっていました。
ウスバフユシャク ♂はたくさんいましたよ。
ライトに当たって光って舞う姿がとっても綺麗でした。
こちらは現地で久しぶりにご一緒出来た先輩が見つけたイチモジフユナミシャク♀
グリーンの洋服が可愛い!
こちらはトイレで。
チャバネフユエダシャク♂。
牛柄の♀にも会いたかったなぁ。
続いてウスモンフユシャク ♂かな。
シモフリトゲエダシャク♂は
存在感がありました!!
格好良い!
このこはウスバフユシャク ♀??
このコの近くには…
や、
ウスバフユシャク の♂♀がたくさんいました♪
はじめて交尾体を観ましたが、
感動でした✨
こちらは
↓
ウスバフユシャク とは少し違う交尾体にみえるけど、、
ウスモンフユシャク ?
そして、こちらもたくさん発生して歩いていました!
ナミスジフユナミシャク♀。
コートが立派でヒラヒラ、可愛い❣️
♂は写真はなかったですが、
持ち帰っていたみたいです。
一晩でこんなたくさんのフユシャク に出会うことが出来て、
嬉しかったです💗
でも、帰宅後、、
翅のない産卵後の♀の同定も
♂の同定もかなり難しいことが分かりました。Σ(゚Д゚)
交尾体を一種類採集したはずでしたが、
蓋がゆるかったみたいで帰宅したら居なくなっていました(T . T)
なので持ち帰ったコたちの同定が難し過ぎました( ゚Д゚)
もっとたくさん出会って観察して同定して、
もう少し分かるようになりたいなぁ。
次回はこの採集の成果をまとめてみたいと思います( ̄▽ ̄)
素晴らしいフユシャク 探しの夜を
どうもありがとうございますました(ᵔᴥᵔ)
『天才ジョニーの秘密』
インフルエンザ、流行っていますね。
私の学校でも学級閉鎖が出始めましたよ( ゚Д゚ )
皆さんも気を付けましょうね!!
さて、今日は久しぶりに書評です!
「天才ジョニーの秘密」
エレナー・アップデール 作
こだまともこ訳
いじめられっ子で瘦せっぽちで貧しいジョニー。背が低いということが最大の悩み。
そんなある日、
「背を高くする方法」というインチキ広告に騙されお金までとられます。
それがきっかけで、「自分もインチキ広告を出そう」と思いつきます。
お金がなくて苦労しているお母さんを助けてあげたい、という考えで始めたその仕事で大儲けしましたが…
めんどうな事件に巻き込まれ、殺人犯扱いされてしまうお母さん。
さあ、天才ジョニーの出番です!
ジョニーは、彼が抱える秘密から起こったこの事件をその知識で解決していきます。
私だったらきっと出来ないようなすごい方法で。
真犯人は見つかるのか?
お母さんは助かるのか?
ジョニーがする一つ一つのことにドキドキハラハラさせられる痛快な小説でした。
エドガー・アラン・ポー賞の受賞作品を集めた『海外ミステリーBOX』のシリーズの一冊。
作者のエレナー・アップデールさん、
「最後の一分」という有名な作品も書いているそうです。
いつか、ぜひ読んでみようと思いました。
おまけ
今晩は塾終わりでフユシャク 採集に行くつもりです。
本も最高ですが、虫採りもやっぱり楽しみです(^◇^)♪
フユシャク♀ 展足
今日はフユシャク ♀の展足についてです。
鱗翅類なのに展足って面白いですよね。(#^.^#)
フユシャク♀さん、
観察していますと、
冷蔵庫の中で元気にしていたり、
横たわってまるで死んだように寝ているんです。
こんな風に。
↓
シロオビフユシャク
死んでしまったのかと思って20度くらいある室内に出すと起き出してタッパーから逃げ出そうとします。
一体、一日の生活サイクルはどうなっているのでしょうか。種類によっても違うのでしょうか。?
屋外でも日中は陽が当たってポカポカしていますから、
日中のあたたかい時間には冷蔵庫から出して夜にはしまうようにしてみました。
産卵後でもまだ生きていますよ!
オスに比べて長生きというのは本当ですね。
なのでなかなか展足出来ていません(≧∀≦)
前回のクロスジフユエダシャク
は死んでしまったと間違えて展足、
そのあと何度も動き出し展足し直しましたが(^_^;)
最後は乾燥してこんな感じになりました。
お手本は東大昆虫展で見せて写真を撮らせて頂いたこれです↓
幼虫標本のように吹いたらおなかは生きてる状態になりそうですが、
足も小さい翅も焼けてしまいそうですし、
ボロボロに焦げてしまいそうです。
自然に乾燥が一番良いのかな。
♀を並べたいなぁ。
先週末は行けなかったのですが、
すごい発生していたみたいですし、
フユシャク探しに早く行きたいです♪♪
【おまけ】
コウモリさん、ついに夜に顔を見ることができましたよ!
カメラのライトに目をパチパチしていました。明るいのが苦手でしたね(T . T)
でも、とっても可愛い!(寒くないように風よけをつけてあげようか検討中です)
初雪 初コウモリ
寒いですね❄️
今朝は東京でも雪が降っていたようです。
初雪です。夜には雨に‥
今日は漢字検定が終わったのでフユシャク探しに行こうと思っていたのですが、
お預けとなりました(´Д` )
さて、今日は家のまわりで出会いがありましたよ(^◇^)
習い事からの帰り、家の駐車場の横の金網をふらふらとさまよう白っぽい影が…
明らかに小さいので寄ってみると、翅が半分濡れている小さい蛾でした。
これはフユシャク さん?
冬の蛾は全てフユシャクに見えるので只今混乱中。(˚இ˚)
これから同定しようと思っています。
もう1つは、今日の学校帰りに隣の家の窓にこんなコがw(゚o゚)w
?
少しモフモフですね。
近づいてみると、、
うわ、コウモリです( ゚Д゚ )
顔を隠して寝ています
(顔を見てみたいです)
その家のコは同じクラスの同級生で、
「部屋の窓のところにコウモリがいるよ!」 と教えてくれたのでした。
体長は7㎝くらい。
もう2日もここにうずくまっているそうです。
夕方から近くの川の上を飛ぶ姿はよくみますが、
本物コウモリ、こんなに近くで見たのは初めて!
コウモリは基本集団行動するコたちなので、群れから外れてしまったのでしょうか。
インターネットで検索してみると、
とんでもなく可愛い写真が沢山!
コウモリって、少し怖く嫌なイメージがありましたが意外と可愛いんですね。
コウモリと遭遇できて嬉しかったです♪
また明日も確認してみます(^o^)
クワコ 越冬卵
学校も給食がはじまり、
席替えをして3学期が始まりました。
さて、
一昨日、家から30分ほどの農工大学に行ってきましたよ。
クワコさんの越冬卵のためです(^o^)
クワコは家蚕の蚕の源の野蚕です。
蚕も可愛いですが、
このクワコも幼虫の姿、顔がとっても可愛いんですよ💕
昨年、5月の頭に神奈川県で幼虫を採集して飼育したことがあります。
↓
前から見ると。
この時は可愛いくて毎日観察していましたら、標本にする間もなくあっという間に蛹化、羽化してしまったのです。
羽化のタイミングが分からないという話をしていましたら、
昨年、解剖を教えて下さった横山先生が、
大学の桑畑に冬は卵が見つかるよ、と教えてくださいました。
東京にもクワコ、いるんですね!!
卵を実際に見てみたいのと、
もし卵から飼育できたら、その生態が少し分かるかな、と思いました。
寄生の心配もありませんしね。
畑は研究のために管理されている場所、
先生にお許しを頂いて、
一緒に畑を見させてもらいましたヽ(*'▽'*)ノ
すると、
葉が全部落ちて茶色い枝が残っているだけの畑、、
年二回のサイクルのクワコは葉がある時期までは葉に卵を産んで、
冬を越す卵を産むコは茎や枝の下の方に産むんだそうです( ゚Д゚ )
本能、すごいですね。
畑の入り口には脱皮繭、、
そしてあとは枝、枝、枝、
すると、
先生がここだよ、と。
すごく下の方に、、
小さい!!!!
ゼフィルスの卵並みです。
しかもまとめてたくさん産まないらしく、
あちらこちらに少しずつ産んでるようです。
生き残りを増やす知恵かな。
少しずつだから、
幹の模様に余計似ていて見つけにくい。
しばらく行くと、
ここ、と先生。
え、どこだかわかりますか?
うわ、分かりづらいけど、ありました!
平たくてとても小さい固い卵です。
この卵、一本の枝に0.5個から3個くらいしかないと聞きました。
これを発生しているか分からない野外で見つけるのはとても難しいだろうなぁ(*´-`)
今回は特別に
卵付き枝をいただくことが出来ました(^o^)
どうもありがとうございました‼️
クワコの越冬卵管理ははじめてなので、
大学の畑に近い環境の外に二箇所、
冷蔵庫にも入れてやってみることに
します。
春に無事に孵化して、
可愛い幼虫を育てたいです♪
越冬卵あれこれ。
冬休みも残りあと1日です(T . T)
さて、今日はフユシャクの卵を越冬保管させるついでに、
外と冷蔵庫の中とにあるいろいろな越冬卵を整理してみることにしました(^。^)
まずは
①ヤママユから。
真ん丸で平たい形。
2.5㎜。
260卵
②クスサン
楕円形で緑色の模様が入っています。
1.4㎜。
82卵
③ヒメヤママユ
ヤママユより小さい丸型で黒緑色の模様、
少しへこんでいる。
2㎜
74卵
④クロウスタビガ
楕円形、俵型かな?
里芋みたい。
茶色い模様がはいっている。
1㎜(意外に小さい)
62卵
⑤ウスタビガ
長丸型。
ごま塩みたいな模様あり。
1.8㎜(クロウスタビガより大きいw(゚o゚)w)
260卵
ウスタビガ とクロウスタビガ、
卵の形も大きさも違うのが不思議です。
⑥コブナナフシ
里親のところで産まれた卵(私のところでは産まなかった(T . T)ので頂きました。
4㎜
14卵
⑦フユシャク (シロオビフユシャク )
ツヤツヤのこれが何と!本当に小さい‼️
肉眼ではなかなか見えない!
0.4㎜( ゚Д゚ )
ちょっと採集したはずが、
カメラで拡大して数えたら62卵もありました。
しかも、成虫♀は冷蔵庫の中でまだみんな生きているのですが、このコは卵の上にのって卵を守っているみたいなんです(*⁰▿⁰*)
まだ産んでるのかな。
お母さん、すごいな。
この小さな卵が孵化したらとても小さな幼虫が出てくるんだろうなぁ。
フユシャク 越冬卵は冷蔵庫行き。
セットしましたよ。
↓
この卵たち、
春までの宝物です✨
明日は冬休み最終日。
ある虫の越冬卵を探しに出かけるつもりです♪
見つけられるでしょうか(*´-`)