モクメシャチホコ 飼育 繭へ
こんにちは(^∇^)
少し肌寒い朝ですね。
今週は学校のプールは出来るのでしょうか。
さて、
今日はモクメシャチホコについてです。
長野県で採集したこのコたち。
↓
ヤナギの葉の上に不思議な存在感でじっとしているところを発見しました。
変わったデザインで目立ちそうなんですが、
うまく擬態しているようにも見えます。
シャチホコの仲間は特に幼虫時代が魅力的なコが多いですね♪
小さいコも見つけたので、
こちらを飼育観察していきたいと思います♪
食草はしだれ柳でいきます。
若齢幼虫(2齢かな)。
尻尾のような突起が2本、閉じた状態で寝ています。
15㎜くらい。
上から見ると、
頭がネコみたい♡
顔は黒っぽいですね。
↓
暫くすると、尻尾の形はそのままですが、
とても面白い形になってきました!
35㎜
眠に入っている姿はとてもイモムシとは思えませんw(゚o゚)w
小さい怪獣のようです(´∀`)
でも、、
動き出すと、6㎝くらい。
こんなに長くなるんです!(下)
縮まることが出来るコなんですね。w(゚o゚)w
顔は、、
赤くなってきましたよ❗️
体も紫色になってきて、、
ウロウロし始めました!
木にそっくりな繭を作るそうですが、
土の中か?木の幹に?葉っぱの間?
落ち着きがありません。
このままでは繭を作れず弱っていきます、、
一か八か、柳ではありませんが、
フユシャク採集会で持って帰った切り株に乗せてみることに、、
!!
なんだか嬉しそうに
木に吸い寄せられていきましたよ❣️
抱きついているようにも見えました(笑)
あれ、どこへ行きましたか??
少し暗いところ、、ここです!
はやくも繭を作り始めました❣️
1時間後 、繭が少し出来てきて。
段々分かりづらくなってきました。
12時間後
完全に木のようです(^o^)
営繭、完成❣️
これはすごいですね。
完全に木目ですね。
抵抗出来ない繭時代の木が必要だったとは。。
虫の本能って本当にすごいですね❣️
羽化は来年かな?
思い出のコ、無事羽化するまで木を^_^大事にしたいと思います(^◇^)
繭 勢揃い
こんにちは(^。^)
月末のピアノの発表会に向けて練習が大変になってきました🎹
やりたいことが多くて困ります(≧∀≦)
さて、
今年の鱗翅類の飼育ですが、
ヤママユガがほぼ繭になったので、
落ち着いてきましたよ。
繭を作ったコたち。
今年はウスタビガ が大量で
ヤママユ、ヒメヤママユ、オオミズアオ、クスサン、シンジュサン、
クワコ、カイコ、ミノウスバ、ベニモンマダラの繭も並べてみました♪
繭って小さな虫たちが作ったと思えないくらい芸術品ですね。
伝統工芸の職人さんみたいです❣️
ウスタビガはヤマカマスの繭の入り口から覗いたら蛹化不全になっているコもいました。
繭作りに疲れ果ててしまったのでしょうか。
繭作りの後にまた脱皮して蛹になるわけですから、変態は大仕事ですね(≧∀≦)
今、
もう一種、繭を作ろうとしているコがいます。
ナカグロモクメシャチホコです❣️
(上が亜終齢、下が終齢)
こんな色になって、、
↓
ウロウロし始めました。
調べてみると、木にそっくりな繭を作る、みたいですが、
無事に作れるでしょうか。?
…木材が必要なのかぁ。?
図鑑に載っていなかったり、
はじめての飼育はどうなるか分からないのでドキドキワクワクしますね♪
失敗することもありますが、、
タイミングを逃して幼虫標本には出来なさそうなので、
このまま営繭し、蛹になってくれるのを
見守りたいと思っています。(^人^)
小学館 NEO POCKET イモムシとケムシ 図鑑
こんにちは(^∇^)
梅雨の中休みですね。
春からこの時期はよく紙魚が出てきます。
今年も元気で産まれてるようです。
魚のように動きが速すぎていつも写真が撮れないのですが
珍しくうまく写真がとれましたよ(^^)
さて、
先日、小学館の図鑑 NEOイモムシとケムシを手掛けられた横田光邦さんからこんな素敵なポケット図鑑と
シールブックをお送りくださいました‼️
…レアなイモムシケムシの数々のシールは、
可愛くて使えません( ^∀^)
図鑑はフィールドに持って出かけたいと思っています。
図鑑を手掛けられている方ですから、
イモムシケムシにとても詳しく、
みくに会でも多くの幼虫を探してだして
いろいろと教えてくださいました。
周りにはすごい方ばかりでいて、、
本当に勉強になります(^ν^)
そして、何と!この図鑑と一緒に
幼虫が届いたのです❣️
◉アオセダカシャチホコ
頭が大きくて可愛い❣️
よく丸まっています
成虫はこのようなコ♂
みくに会で出会いました。
横田さんは♀を採集して採卵されたそうです。
◉続いて、ウチスズメ
お尻の突起が可愛い❣️
小さいうちはどのスズメガも見分けがつきません(≧∀≦)
成虫はこんな感じです。
↓
こちらもみくに会で出会ったコ
後翅が綺麗ですね(^ ^)
このコ、すごい存在感ですよw(゚o゚)w
毒針もありますので要注意!
この時点で8齢だそうです。
一体、何齢まであるのでしょうか⁉️
コナラをムシャムシャ食べています(^-^)
以前クヌギカレハを飼育したことがありますが、
毒がありますが、
カレハガの仲間の幼虫はとてもおしゃれに感じます( ´ ▽ ` )
…感じませんか??(≧∀≦)
貴重なので、
気を付けながら、標本にしてみました❣️
上が生体で下が標本です。
膨らみにくかったのですが、
存在感は残せたかなぁ♪
成虫になるまで大事に育てて、
成虫の標本も作ってあげようと思っています。
横田さん、
どうもありがとうございました‼️(^ν^)
シンジュサン 飼育
こんばんは。
そろそろヤママユガのシンジュサンが出てくるかなぁ、と思っていますが、
今週末はすごい雨ですね。。
私がはじめてシンジュサンに出会ったのは
虫をはじめた年に、
インセクトフェアで標本のプロの方に標本を頂いた時でした。
成虫、美しいんですよね。
ピンクも入っていて、美人(美虫かな)なんです。
今日はそのシンジュサンの飼育についてです(^o^)
昨年は中間齢からの飼育でしたので
卵から飼育出来るなんて楽しみでした!
白い卵から出てきましたよ♪
孵化したての幼虫、7㎜
格好良い幾何学模様。
でも、少し悪そうでもありますね!
2齢 孵化5日目 13㎜
脱皮して頭を落としました。
黄色の割合が増えてきましたね!
毛もふわふわになりました。
3齢 孵化9日目 19㎜
突起が大きくなってきました!
あれ、毛は減りました。
4齢 孵化15日目 38㎜
白くなってきて
シンジュサンらしくなってきて可愛い💗
孵化19日目 プリプリの終齢! 48㎜
顔♡
横から♡
おしり♡
こんなに色の変異がありますよ。
白いのは白い粉が付いていて、
触ると取れて少し緑になります( ゚Д゚)
孵化29日目 いよいよ営繭スタート♪
12時間後
繭が出来上がりました❣️
シンジュサンの幼虫、可愛かったなぁ。
無事成虫になってくれますように( ^ω^ )♪
クワコ 羽化
こんばんは☆
先日、農工大の横山岳先生がクワコに関する論文を送ってくださいました!
『クワコの生殖・産卵と天敵』です。
この論文は雑誌に掲載されたそうです。
自然の中でのクワコの生態が詳しく書かれていて、
桑の幹の産卵する位置や
交尾、産卵についての観察もとても面白かったです。
特に、天敵についての記述が興味深かったです。
広い桑畑でしらみつぶしに卵を数えたり、
観察をするのは大変そうですがw(゚o゚)w
私の家に保管していた卵は
屋外に置いたものより、
室内に置いてあったものの方が孵化した数が多かった、と思っていましたが、
もしかしたら、孵化後、知らない間に天敵にやられていたのかもしれないなぁと思いました。
冬に卵を採卵、
http://fabreimomushi.hatenablog.com/entry/2019/01/09/230513
春に孵化して、飼育してきたクワコさん、
http://fabreimomushi.hatenablog.com/entry/2019/05/07/162623
その後、
営繭から2週間くらいして羽化しました❣️
羽化もなかなか出てこないものもいたり、
不思議です。
幼虫は夜行性なのに、成虫は昼間にすごいスピードでブンブン飼育器の中で飛び回るので、
標本にした後の写真になってしまいました( ゚Д゚)
成虫も何となく幼虫と色や雰囲気が一緒、
幼虫と成虫が一致するデザインですね♡
クワコはやっぱり可愛いかった‼️
採卵から羽化までとても楽しい飼育でした。
横山先生、どうもありがとうございました(^o^)
日本蛾類学会 みくに会 2019
こんにちは。
梅雨入りしましたね。
梅雨入りするとまた晴れたりしますね(≧∀≦)
さて、
今日は前回の続き、
みくに会についてですよ。
採集を楽しんでから
今回の会場の長野県伊那市にある仙流荘へ到着しました。
伊那谷、というくらいですから、
谷になっていて、山に囲まれている仙流荘。
目の前には大井川も流れていて、
ライトトラップでは山からたくさんの虫がやってきそうです(^o^)
着いてから、
少し中島秀雄先生と幼虫探しの散策をしました。
すると目の前に小さい子鹿がしゃがみこんでいました❣️
私たちに気がついてヨタヨタと歩き出しましたが、
どうやらお母さん鹿がごはんを探しに子どもを置いて出かけている途中だったみたいです。
すりすりと鼻を擦り寄せてきた子鹿、
可愛かったなぁ💗
そのあと、受付を済ませて
日本蛾類学会50周年記念の講演を聴きました。発足して2回目のみくに会から参加されている方の今までを振り返るお話は
とても面白かったです。
夜はいろいろな方のお話を聞いたり、
ライトトラップを見て回ったりしました(^o^)
いろいろなトラップがあって面白いですね!
私はセダカシャチホコ、アオセダカシャチホコ、ホシオビコケガを頂きました♪
翌朝はイモムシハンドブックの中島秀雄先生による幼虫採集会に参加しました♪
昨年は4組くらいの参加者でしたが、
今年は20組近くの参加者がいて、
大盛り上がりでした❣️
昨年出版された小学館のイモムシとケムシの図鑑を手掛けていらっしゃった横田光邦さん、前日に講演をして下さった山本光人さんも先生となっていろいろと教えてくださっていました。
私も幼虫に出会いましたよ♪
ヒメヤママユ
チャバネフユエダシャク
シロトゲフユシャク
オカモトトゲエダシャク
などに出会いました!
標高が高いので、まだフユシャクがいたことに驚きます。
トラガや
アサギマダラも
飛んでいました(*^o^*)
みくに会はこの後解散となりました。
この辺りではエゾハルゼミがたくさん鳴いていたり♪
そのほかにも
猿が木から降りてきたり、
大きなアオダイショウがでてきたり、
自然の豊かさを感じることが出来ました。
学ぶこともありましたし、
今年もみくに会に参加出来て本当に良かったな、と思いました。
たくさんのことを教えてくださった方々、
どうもありがとうございました(^O^)♪
おまけ
翌日に母と蛹になってしまいそうなコたちを急いで標本にしました♪
日本蛾類学会 みくに会前 採集観察
こんにちは。
今日は6月4日、むしの日ですね❣️
先週末は楽しみにしていた日本蛾類学会のみくに会に参加してきました(*^▽^*)
みくに会は蛾好きの方々が集い、
その地で夜間採集をしたり情報交換をしたりする会です。
昨年、はじめて参加して、いろいろなジャンルに詳しい方々にお会いできました。
そして、普段なかなかいけないところで虫捕りができるのがとても楽しかったので、
今年もいこうと決めていました♪
今回は長野県伊那谷で一泊二日。
行きは早めに出て、
採集、観察を大先輩方とご一緒させて頂きました!
こんな機会はなかなかありません♪
今回はみくに会前の虫捕りについてです。
まずは最初に寄った山梨県はこんな場所。
お出迎えは
コナラにオオトビモンシャチホコ。
すごい姿勢のままとまっていました。
終齢ですが、もう少し大きくなって
赤い部分が目立つようになるみたいです。
アカバキリガ
ヒメノコメエダシャク
オオシマカラスヨトウ
同じ枝にいました^_^
大先輩がくださいました^_^
毛がすごい。。
そしてこちらはスイカズラに
モジャモジャのオビガ!
この二頭は標本にしたいなぁ。
そしてこちらも見つけてくださいました。
クロカタビロオサムシ❣️
枝に登っているところを見ることが出来ました。
木に登ってケムシを食べるコなので、
ゴハンのイモムシケムシを余分に持って帰ります(≧∀≦)
まだみくに会まで時間があるので
次は長野県に移動です。
こちらはこんなところ。
環境条件が人間の手で変わったところ、
ベニモンマダラがやってくるようになった地だそうです。
そういうこともあるのですね。
そのベニモンマダラの幼虫がこちら。
クサフジ?にいました。
とっても綺麗で可愛い幼虫です❣️
まるでゼフィルスのようです♡
難しいみたいですが、
飼育、頑張ってみます♪
そのあとには
ナカグロモクメシャチホコ❣️
すごいデザイン!
シャチホコ系の幼虫はフォルムが面白いものが多いですよね。
標本にしたらどうなるでしょうかo(^o^)o
幼虫に喜んでいるうちに、気が付けば、
周りはキバネツノトンボがたくさん飛んでるではありませんか!
一度この目で見てみたい、と思っていたコ。
とにかく動きが速いし、読めない( ゚Д゚)
とにかく必至に網を振って、、
やっと採りました❣️
格好良いですね(^。^)
自分で捕れて嬉しかったです♪
そのあとは狸の糞に糞虫!
センチコガネも飛んできました!
近くでは先生方もそれぞれイモムシを採集していました(^-^)
みくに会前から
最高に楽しい時間を過ごしてしまいましたよ( ´ ▽ ` )
この後、いよいよみくに会が行われる宿へ移動します!
ここまでですでに盛りだくさん❣️
続きはまた次回にしたいと思います(^◇^)