ヤママユ 終齢
最近、
ブログ内記事ランキングベスト5にヒメマルカツオブシムシの記事が入ってきましたよ。
ヒメマルカツオブシムシ、今、人気なんでしょうか(^ω^)?
さて、
今日はほとんどが終齢になった可愛いヤママユさんのこと。
(成長過程の標本も揃いました!)
この春に孵化したヤママユは長野県安曇野産、山梨県産、福島県産です。
昨年ヤママユの一生を追いかけて、
98の卵から60孵化、最終的には7個の繭が残り、そのうちの繭2つを持って安曇野の天蚕センターに行き、糸より、その糸で機織りまでさせて頂いた楽しい思い出があります。
そこでセンター内にいたヤママユが産んだのが安曇野産の子でした。
「昨年から病気の遺伝がある子が多くて、
その卵から孵化した子はダメになるかもしれません」
とセンターの方に言われていました。
怪しいので、
産地別にゲージを分けて育てているのですが、
安曇野産だけが最初から育ちが遅いし、
途中で黒化病、軟化病のような亡くなり方で、どんどんいなくなっていますT^T
本当に病気の遺伝子が入っていたのですね。
成虫になれる子はいるのでしょうか。
ちょっと心配。
こちらは山梨県産。
すくすくと立派に育っていて美しい緑の終齢になっています!
終齢はほぼ一ヶ月間もありますのでもう少し可愛い姿を見ていられそうです。
こちらは昨年日光実験した
黄色と緑の繭!
どちらも綺麗だけど、私はやっぱり緑の方が好きです^_^
今年もこんな綺麗な繭を作って欲しいなぁ。
↓
オマケ
ヤママユを振り返って写真を探していたら、
天蚕センターにこんな展示があったのを思い出しました。
『クスサン製糸法』
テグス糸についてですね。
前回失敗しましたし(^_^;)
解読してもらおうかと思っています。