クワコ 飼育
こんにちは。
GWが終わりましたね。
10連休、皆さんにとって長かったですか?
短かったですか?
私にとってはとても短かったです(≧∀≦)
そんな中、5月5日のこどもの日には
朝日小学生新聞に記事を掲載して頂きました❣️
どうもありがとうございましたm(_ _)m
まだまだ分からないことだらけですが、
これからも面白いことを学んでいきたいなと思っています‼️
さて、
今日は冬に農工大の桑畑から頂いたクワコさんについてです(^o^)
クワコさん、蚕のおおもとの野蚕というのは有名ですよね。
高貴なイメージ(私にとって)の蚕に比べて
何故かその可愛い上品な部下といった印象なんですよね。
ホントはクワコの方が先輩なんですが...
幼虫は、
色といい、模様といい、フォルムといい、
とにかく可愛いという言葉がぴったり♡
昨年野外で採集して育てましたが、
あっという間に繭になる、
なのに羽化までが長い、、
と、生態が不思議でした。
今回は今のところ4頭が4齢か?終齢?あたりまで順調にきました♪
(まだ孵化する気配もあります)
卵から
孵化したて 7㎜
よく見ると既に模様が出来ています。
毛も結構生えていますね。
お尻の突起も小さくあります!
孵化 3日目 2齢かな?13㎜
クワコらしい白っぽい部分が出てきました。
↓
孵化後 9日目 3齢? 22mm
格好良くなってきましたね。
威嚇すると空気を入れてブワッと胸が膨れます。本当に少しですが頭がまん丸になったように見えます(*'▽'*)
これも
↓
横から
↓
丸くなる瞬間をよくみていると、
顔をお腹側に引いているんです。
だから丸く見えるのかな。?
孵化後 15日目 4齢? 終齢? 46㎜
枝が好きみたいです^_^
お尻から見ると...
木に擬態していますね。
葉に擬態するコは見たことがありますが、
シャクガ以外で木に似ている子を見たのは初めてです。
眠に入るときは上半身が持ち上がってる!
↓
立ち上がって寝るなんて器用ですね…
どうやって糸を使っているんでしょうか。
昨年はこのあたりであっという間に繭になってしまったので、
貴重ですが、一頭、標本にしてみましたよ。
威嚇した時のような丸くなって出来上がりました(°▽°)
上が標本
下は生体
模様も綺麗に出ましたよ❣️
可愛らしさが残ったでしょうか。
膨らみ過ぎ?
右側は標本、
左は生きているコ。
どちらが生体か、
私も初めは見間違えましたw(゚o゚)w
↓
脱皮をしないので
脱皮殻、頭が出なく、
何齢か正確に数えられませんでした。
…図鑑にも何齢まであるかは不明となってるんですよね。。
蚕の様に大きさで齢をカウントするのかなぁ。
今回は明らかにグッと大きくなった時で齢をカウントしてみました。
ここまで約2週間、
この後終齢があるかもしれません。
残りのコたちをもう少し観察して、
羽化まで見届けてみようと思っています(*^^*)💓
エゾヨツメ イボタガ 採集
こんにちは。
きょうは雹が降っていましたね。
5年前の幼稚園時代にもかなりの雹が降ったのを思い出しました❄️
さて、GWの真ん中、
山梨県に夜間採集に行ってきましたよ( ^∀^)
今回はお世話になっている先輩と、
何と蛾に詳しいすごい大先輩と
ご一緒させて頂きました‼️
日没後に現地ですでにライトを炊いていて下さっていたところに合流、、
とても貴重な機会にワクワクしていました♪
山の中の開けた一角、
このすごいライトでしたら、
森の中からも呼び寄せることが出来そうですよね。
そして、
早速、幕の近くの地面すれすれを
大きめの蛾がフラフラと飛んできています。
はやくもエゾヨツメです❣️
♂が10頭くらいは飛んでいたような気がします。
しかもとても綺麗な完品のコばかり!
♀には出会えませんでしたが、
一年ぶりの可愛いエゾヨツメとの再会、
とても嬉しかったです( ´ ▽ ` )♪
その後、見事に21時くらいにぱったりと姿がなくなりました。
灯りには
ギンモンカレハや
ヒメカレハ
枝のような、キリガ(タカオキリガ?)かシャチホコか、、
お洒落過ぎます。
シャチホコガ 星形!☆
ハイイロシャチホコ?
ヒメシャチホコかな
…色がキレイ
…採りたかったムラサキシャチホコは崖の下に落ちて
取り逃がしました(≧∇≦)
ハネナガブドウスズメ♂も静かに現れました❣️
はじめて出会った種でした。
スズメガの存在感はやっぱり格好良い!
とにかく、素敵なコがいっぱいでした。
そうこうしていると、、、
私の周りを飛びまわる大きな影‼️
(母にブンブンパタパタぶつかってました笑)
イボタガです‼️
これは先輩が見事な網さばきで捕りました(^。^)
いやぁ、綺麗な個体でしたし、
またイボタガの飛来を見ることが出来てすごく興奮しました❣️
この日の夜に出会えて持ち帰ったコたちは
こちら
↓
最後に。
大先輩からオオシモフリスズメの幼虫を頂きました♪
可愛いですね。
昨年は飼育した幼虫たちはみんな実験で蛹にまでもっていけなかったので(≧∀≦)
今年こそは来年の羽化まで繋げたいと思います♡
〔おまけ〕
飼育中のイボタガさん、
他の幼虫よりひと足早く蛹になりました!
こちらも無事来年に成虫になって会えますように❣️
思えば、この日は令和になってはじめての虫捕り、とても楽しかったです♪
先輩方、ナイターに同行して下さり、
本当にどうもありがとうございました(^◇^)
ウスタビガ 3齢と4齢の謎
こんにちは
ここのところ、お天気がいまいちな前半でしたので、
家で勉強していましたよ。
後半は晴れそうなので、虫捕りしたり、お出かけ、
いろいろ実験をしようかと思っています(^。^)
今、私の家はイモムシケムシの飼育で賑やかになっていますが、
毎日のお世話で気になっていることがあります。
それはウスタビガの3齢と4齢のこと。
昨年は一匹を繭、蛹にしたので
なんの謎も湧かずにこのような飼育記を書きました。
↓
http://fabreimomushi.hatenablog.com/entry/2018/05/02/213109
でも今回は260卵からのスタートで、
数は淘汰されて少しずつ減ってきていますが、
それでも多くの幼虫がいます。
1齢は黒色
そのうち黄色い消しゴムみたいになって…
2齢 水色の突起が出てきました!
3齢は…w(゚o゚)w
このように外側も背中も黒がたくさん入っていたり、
頭の上の突起の部分や側面だけ黒かったり、
綺麗な黄緑色のコ、黄色いコ、
とかなり模様や色が違うのです( ゚Д゚)
確かに図鑑にも
『2齢〜4齢の体色は
黄色から薄黄緑色で黒化の程度に変異がある』
と書いてあります。
私が観察したところ、
3齢が一番黒化の変異が大きかったです。
お母さんが同じなのに、
こんなに違うなんて本当に不思議。
そして、
3齢でいろいろな変異のあるコたちも、
観察を続けると…
多くのコがこのようにみんな脱皮して
4齢で黄緑色になることが分かりました!!
ではあまり大きさの変わらない3齢と4齢、
何が違うのでしょうか。
3齢は
体の形、特に横幅はスマートで
背中の突起から出ている毛も4本〜5本生えています。
4齢は
皮もマシュマロの触り心地みたいにカサカサしてきて
顔の横あたりがコブラみたいに幅がでて
背中も盛り上がってきています。
可愛い恐竜みたい(^ ^)
背中の毛は3本くらいから
日が経つと短くなってきて2本に、、
このあと終齢になる頃には全く毛がなくなります。
イボタガやエゾヨツメみたいに脱皮して姿が
はっきりと変わるのはよく分かりますが、
変異が大きいのと、更に少しずつ模様や姿を変えながら成長しているところが
本当に不思議です。
…正解がなくてスッキリしません笑(≧∀≦)
キューキューと鳴くところや
繭の形もヤマカマスだったり、
ヤママユガの中でも不思議や魅力が多く、
特に面白い生態です❣️
このあとの終齢以降も謎が出てきそうなので、
観察を続けてみようと思っています(^∇^)
三浦半島 昆虫(幼虫)採集
こんにちは。
GWに突入しましたね。
今日はファーブル会の採集会に久しぶりに参加してきましたよ(^。^)
ここは1年生でファーブル会に入って初めて参加した採集地、思い出深い場所です。
最初に採ったのはアオオサムシだったなぁ。
今日の昆虫採集会に参加する子たちは
アゲハ蝶狙い。
ツツジが咲いていて、ジャコウ、モンキ、カラスアゲハも飛んでいたようです!
でも私は幼虫探し。
それ以外にも小さな出会いがあるので楽しいのです。
🌸出会ったコたち🌸
オカモトトゲエダシャク
糞に擬態しているみたいですね。
最初は本当の糞だと見間違えました。
丸まり方が可愛い❣️
↓
体を伸ばしたところ
ヒメノコメエダシャク
オビカレハ
オビヒトリ
モフモフで美しかったです。
卵も産んでくれましたよ!
オオシマカラスヨトウ
アジサイでも発見、桜でも発見。なんでも食べるみたいです。
↓
顔^_^
猫みたいでとてもかわいいです♡
これは誰でしょう?
同定中です(≧∀≦)
ミノウスバ
とってもお洒落な模様。
こちらでは、
カラムシにアカタテハが飛んできて…
美しい卵をうみました❣️
ひとつずつで産むそうです。
これはトビネオオエダシャク?
オニベニシタバ、かな。
頂きもののヨスジノコメキリガ
ネスジシャチホコ
鱗翅類以外にも
クロボシツツハムシ
子どもに大人気のナナフシモドキ
(私も子供ですが)(笑)
幼体を全部で4体くらい見ました。
エゾサビカミキリ?
見たことあるような模様ですが、初めての採集です。
「おまけ」
採集の大先輩から
富山産の可愛いギフチョウ一齢虫と
石垣島産のヤエヤマカラスアゲハの幼虫を頂きました(^∇^)
今日はたくさんのイモムシケムシに出会えて嬉しい1日でした💗
やっぱりフィールドに出ることは楽しいですね(^○^)
大事に飼育、標本にしたいと思います(^-^)
ヤママユガ 飼育 ①
こんにちは。
今日は暑かったですね( ̄∀ ̄)
夏のようでした。
さて、今年もヤママユガの孵化、飼育が始まっています♪
ヤママユ
ヤママユガの中でヤママユは
私にとって、最初に飼育した一番親しみのあるコです。
成虫をはじめて採集した時の感動は今も覚えています(^∇^)
1齢
孵化5日後 2齢
孵化後14日、現在、3齢です。
美しいグリーンですね。
よくみると水色も入っています(^o^)
顔もまだ小さくて可愛いなぁ。
こちらはヒメヤママユ
孵化したては真っ黒。
頭の上に赤いマークがついています。
孵化後10日目 ただいま2齢
カラダの横が緑色になっています。
顔はこんな黒光りしていますが、
このあと、とっても可愛い姿になるので楽しみです♪
ウスタビガ
孵化してすぐの1齢
ザ・ケムシ、ですね^_^
虫が好きでなければ嫌われてしまうタイプですよ(≧∀≦)
↓
黄色の割合が増えてきて、、
2齢
首輪とお尻あたりに黒い帯になって(上)
その黒いものが段々と取れていきます(下)
3齢
黒いものがなくなって
ウスタビガの一番可愛い(と私は思っています)時期、3齢です💓
水色が小さい突起全部に出てきましたよ。
イモムシの中でも顔が本当に可愛いコなんです( ^∀^)
クスサンと
クロウスタビガは
まだ孵化していません(≧∀≦)
こちらは、
ヤママユガではありませんが野蚕の仲間、
クワコさん❣️
農工大の桑畑から採集したものを頂いたコです。
モリモリ出てきた桑の葉の幹に立てかけておいた卵が孵化!
↓
孵化したては3㎜くらい。
フユシャクと同じレベルで
見逃してしまうくらい小さいんです。
↓
外で孵化したコはすぐに
風でとんでいったり行方不明になるので、
家の中に移動しました。
孵化3日目
少しずつですが、
大きくなってきました。
頭が透けていて綺麗な色❣️
頭が、葉芽に少し似ていませんか。
擬態?
小さい顔^_^
つぶらな瞳で可愛い❣️
今、温度管理していた卵も孵化しはじめて
4頭が元気にしています。
おまけ
オオムラサキさんたちも
エノキの葉が増えてきたのでそろそろ活動を始めるかな。
かなり長いこと冷蔵庫で管理していたからか、
4月1日に外に出してから目がさめるのに時間がかかってる気がします。
でも、葉があまりない時期に動き出すよりはゆっくり冬眠から目覚め欲しいなぁと思っています(^ ^)
普段は枯葉の裏側にいますが、
表にして観察。
↓
つっついたらびっくり( ゚Д゚)笑
イモムシ、ケムシの良い季節、
野外ではたくさん擬態したり、
隠れながら可愛い姿が見られるんですよ。
今年もいろいろなところで出会えたら良いなと思っています(^◇^)
春蛾採集
こんにちは。
今日は朝日小学生新聞の記者の方が
取材に来てくださいましたよ(^∇^)
3年生で書評委員をやった時に『せつない動物図鑑』の編集者だった金井弓子さんの取材でお会いしたのが最初のご縁で、
先日の鱗翅学会にも発表を聞きにきてくださっていました。
取材を受けるということは知ってもらいたいことをご紹介できると同時に、
また新しい自分を知ることができる機会だと知りました。
これからも自分の好きなこと、楽しいこと、面白いと思うことを発見して
学んでいきたいと思いました。
今日は貴重な機会をどうもありがとうございました(^-^)
さて、
週末は塾終わりで、
最近ハマっている都内の温泉、それから虫捕りに行ってきましたよ♪
温泉は虫捕り、本、以外の新しい息抜き方法になっています(^◇^)
小学生も疲れるのですm(_ _)m
(今回は檜の絹の湯が良かったです。
母は炭酸泉が気に入っていました(≧∀≦))
気持ち良かった温泉で元気が出たところで、山に向かいます(^ ^)
しばらく行くと道路に、、
ハラグロオオテントウでしょうか。
カメノコテントウ並みの存在感‼️
近くにクワがあったのかもしれませんね。
テントウムシは種類が多いですが、
とても存在が可愛いので出会えると持ち帰ります^_^
こちらは山の入り口で。
オオトビスジエダシャク?かな?
↓
こちらは
アカハラゴマダラヒトリ。
すごいふわふわのコート来てるみたいですね。
↓
そして!
こちらは昨年から出会いたかった
ツチハンミョウ❣️
青く光っていました。
↓
ヒメツチハンミョウかな。
展足が楽しみです。
カンタリジンに気をつけないといけませんね。
この日も
エゾヨツメ、イボタガの姿はありませんでした…
満月でしたしね(≧∀≦)
次回は場所を変えて探してみようかな(^。^)
いつも状況が違う虫捕り、
終わりがありませんね(^ν^)♪
ふしぎな図書館
こんにちは。もうすっかり暖かいですね。
今日も普通に20度越えてたみたいです。
さて、今日は久しぶりの書評ですよ(^o^)
ふしぎな図書館
講談社文庫
「ぼく」はオスマントルコ帝国の税金の集め方を調べに、図書館に行った。
地下室にいってその本があるか聞くと、
受付の老人が本を探してくれた。
しかし、その本は貸出禁止。
老人に閲覧室で読むようにと勧められ、
連れていかれたのはなんと牢屋…
そしてそのまま閉じ込められてしまう。
図書館は本を貸すだけで何のメリットもないから、
代わりに来客者の脳を切り、
チューチューと吸ってしまう老人。
図書館の一部ではそんなことが行われていた。
さあ、「ぼく」は脱出できるのか?
面白さとともに来る背筋のゾクゾク感。
最後のバットエンドが後をひきました。
私は今回初めて村上春樹さんの作品を読みました。
図書館にとって、
確かに本を貸すだけじゃ何のメリットもないとは共感できますが、
脳を吸っちゃうのはちょっと…
でもつぶつぶで美味しいって、
どんな味なんでしょう、、
羊男が入れられるかもしれない一万匹くらい入った毛虫壺、、も、何の幼虫?^_^
不思議な世界観で引き込まれました。
面白かったので、
ほかの村上春樹さんの作品を読んでみたいと思いました。
おまけ。
学校のクラスでも本好きな友達と読んで面白かった本を紹介する係を作りました(^-^)
友達と本の話が出来るって楽しいので、良かった本をいろいろ紹介して、
みんなも本好きになって欲しいな♪