ウスタビガ 3齢と4齢の謎
こんにちは
ここのところ、お天気がいまいちな前半でしたので、
家で勉強していましたよ。
後半は晴れそうなので、虫捕りしたり、お出かけ、
いろいろ実験をしようかと思っています(^。^)
今、私の家はイモムシケムシの飼育で賑やかになっていますが、
毎日のお世話で気になっていることがあります。
それはウスタビガの3齢と4齢のこと。
昨年は一匹を繭、蛹にしたので
なんの謎も湧かずにこのような飼育記を書きました。
↓
http://fabreimomushi.hatenablog.com/entry/2018/05/02/213109
でも今回は260卵からのスタートで、
数は淘汰されて少しずつ減ってきていますが、
それでも多くの幼虫がいます。
1齢は黒色
そのうち黄色い消しゴムみたいになって…
2齢 水色の突起が出てきました!
3齢は…w(゚o゚)w
このように外側も背中も黒がたくさん入っていたり、
頭の上の突起の部分や側面だけ黒かったり、
綺麗な黄緑色のコ、黄色いコ、
とかなり模様や色が違うのです( ゚Д゚)
確かに図鑑にも
『2齢〜4齢の体色は
黄色から薄黄緑色で黒化の程度に変異がある』
と書いてあります。
私が観察したところ、
3齢が一番黒化の変異が大きかったです。
お母さんが同じなのに、
こんなに違うなんて本当に不思議。
そして、
3齢でいろいろな変異のあるコたちも、
観察を続けると…
多くのコがこのようにみんな脱皮して
4齢で黄緑色になることが分かりました!!
ではあまり大きさの変わらない3齢と4齢、
何が違うのでしょうか。
3齢は
体の形、特に横幅はスマートで
背中の突起から出ている毛も4本〜5本生えています。
4齢は
皮もマシュマロの触り心地みたいにカサカサしてきて
顔の横あたりがコブラみたいに幅がでて
背中も盛り上がってきています。
可愛い恐竜みたい(^ ^)
背中の毛は3本くらいから
日が経つと短くなってきて2本に、、
このあと終齢になる頃には全く毛がなくなります。
イボタガやエゾヨツメみたいに脱皮して姿が
はっきりと変わるのはよく分かりますが、
変異が大きいのと、更に少しずつ模様や姿を変えながら成長しているところが
本当に不思議です。
…正解がなくてスッキリしません笑(≧∀≦)
キューキューと鳴くところや
繭の形もヤマカマスだったり、
ヤママユガの中でも不思議や魅力が多く、
特に面白い生態です❣️
このあとの終齢以降も謎が出てきそうなので、
観察を続けてみようと思っています(^∇^)