虫のあれこれ。時々書評。

虫と本が大好きな中学生女子。出会った虫について、読んだ本の書評など、書いています。平成29年度上野科学博物館 野依科学奨励賞を受賞。2018年度 日本昆虫協会 夏休み昆虫大賞受賞。2019年度 最優秀賞受賞。

春蛾 夜間採集 part2

こんにちは!

 

新学年になり、

クラス替えがあり、新しい先生、新しいクラスで学校が始まりました(^o^)

今年は委員決めで代表委員になれませんでした…(T . T)

昨年はスピーチで決まったので、今年もと意気込んでいましたが、

今年に限ってジャンケンでした( ゚Д゚)

ジャンケンは弱い私でした(T . T)

 

さて、春休み最後の週末、

春の三大蛾と言われるエゾヨツメ、イボタガを探しに、母と夜間採集に出かけました。

 

昨年は

初挑戦初日にエゾヨツメ、

http://fabreimomushi.hatenablog.com/entry/2018/04/08/142849

2回目の挑戦でイボタガ、

と信じられないような展開でした。

 

私のデータはこの昨年以外はないので、

ほかに挑戦されている方の情報を参考にしながら、

場所、時間など作戦をたてます。

 

イボタガは。

ライトに飛来するというレポートがあったり、

ライトには来ないよ、落ちているんだよ、などと色々な意見を聞きます。

活発に動き回る時間帯があるみたいで、

それ以外はぱったりと止まり、

運が良ければ落ちているということかもしれません。

 

エゾヨツメは飛んでない時は

翅を閉じた状態でとまっているので、

虫目、、蛾目が必要ですね!

 

そしてこの日は

時期、月齢はばっちり!

前回のような寒さもなく15度!

数が少なくても、早い羽化組が現れるかもしれません。

 

まずは埼玉県の昨秋にウスタビガが何頭か取れた場所へ向かいました。

 

…うーん、

ここにはいませんでした。

 

近くのトイレには、、

 

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ナカモンキナミシャクかな。

 

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ボロボロですが、アカバキリガ

 

 

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これは何シャク?

 

 

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…同定が難しい、、です。

 

と、小さいコたちがたくさんいました。

 

この後、しばらくあちらこちらみて回り、

次は都内へ移動することにしました。

 

私たちが埼玉県にいる間に、

都内の山でエゾヨツメを採った方がいたからです。

 

夜間採集のはしご、ですよ。

 

そして1時間後に都内に到着。

こちらも14度、良い感じですね。

 

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麓のあたりを探してみました。

 

すると!!!!

 

僅か3つ目くらい先の外灯に

バサバサと飛び回る茶色の影❣️

あの大きさはヤママユガ

エゾヨツメに違いありません‼️

ヤママユガの翅の影はやっぱりいつ会っても興奮します(^∇^)

 

…2.3度舞っていましたが、

あまりにも早い飛翔で(T . T)

取り逃がしました(T . T)(T . T)(T . T)

 

私も母もイモムシばかり相手にして(笑)

腕が落ちています(T . T)

 

悔しすぎます…

 

しばらくして戻ってくるかと待っていましたが、

どうやら暗い森の中へ行ったみたいでしたm(_ _)m

 

 

 

最後にこんなコたちに出会えて山をあとにしました。

 ↓

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 体がフサフサのコ

 

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オオトビスジエダシャク


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クロモンキリバエダシャク^_^

一度幼虫に出会ったことがあるので、

とてもうれしい!

 

この日採ったコたちは、

いつか幼虫に出会えた時のためにも(幼虫標本と成虫を並べるために)ちゃんと展翅しておこうと思います^_^

 

次はいつ採集に行けるか分かりませんが、

エゾヨツメ、イボタガ、

また挑戦したいなぁ。

春蛾 夜間採集

こんにちは(^-^)

 

春らしくなりましたね!

フユシャクも孵化しました。

2㎜もない本当に小さい幼虫ですが、

元気に生きています。

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これからの成長が楽しみ♪

 

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食草が出てきたものから、

温度管理していた卵も出してみています。

いよいよ飼育の季節が始まりますよ!

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さて、数日前にエゾヨツメ、イボタガの羽化を狙って都内の山に行ってきました!

 

麓は桜が散りかけていて、

時期も良さそうでした。

ただ、ここ数日寒かったこの日、

山の下で気温は5度、、

いける日が限られているので挑戦しに行きましたが、

気温の低さ、心配です。

下の街灯を見て回りましたが、

小さい蛾の気配さえしません。

少し登りはじめ、あまりにもいなくて不安になりかけたころ...

このこがお出迎えをしてくれました。

名前は現在同定中です。 

可愛い色合いですが、格好良い!

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 もう少しで中腹だという頃、

こんな糞に出会いました。

なんの糞でしょうか?

途中で会った狸?

ムササビはもっとコロコロしてますよね…

クマ?まさか人間⁉

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そして、中腹まであがりました!

綺麗な夜景☆

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中腹ではシロテンエダシャク♂にも出会いましたよ。

ここのラベルが書けますね。 

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その近くには...

 

チャイロキリガもいました。

ここはまさにキリガロードと呼んでも過言ではないくらい沢山のキリガが私の背中のライトに向かって飛んできていました。

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イボタガとエゾヨツメ、

この日はやっぱりまだ早かったかな。

でも、いないということもデータと経験になります(≧∀≦)

だから虫捕りは面白いですネ(^ ^)

 

 〔番外編〕

こちらは、昨年、先輩から頂いたアマミナナフシを標本にしているところです。

大きな♀は卵を産んで皆バタバタとなくなりました。ヒョロヒョロのは♂です。

世代交代かな(T . T)

真ん中の緑色の個体は、色を残す実験中!

緑色って綺麗に残したいですよね。

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今晩も、夜間採集に挑戦する予定です。

またご報告しますね。(^_-)/

ヒメマルカツオブシムシ 今年も♪

こんにちは( ^∀^)


今日で連日の春季講習が終わりました!

今晩は虫捕り行けるかな。?


さて、

一昨日のことです。

またまたあのコたちが現れましたよ❣️


3㎜くらいしかない体長に可愛い形、模様、色も素敵なこのコ。

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ヒメマルカツオブシです(^ν^)

今年は家の中のライトトラップではなく、

白い壁にちらほらと胡麻のようにくっついていました。


違うところにも^_^

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衣服などを食べて育つ害虫と言われてしまう幼虫時代は1、2年と長いにも関わらず、

ここのところ見れていませんでした。

でも、成虫が羽化して現れたということは、

確実にこの部屋のどこかに住んでますよね、幼虫。

(多分、高い確率で母の洋服が生息地だとふんでいます笑)

この冬もニットが何枚か喰われたーと言っていましたから( ´θ`)

喰われた洋服を一度調べてみようかな。


このヒメマルカツオブシを今年も捕獲しました!

2匹瓶に入れた直後、、、

何と、交尾し始めましたよw(゚o゚)w

♂と♀だったのでしょうか。


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調べてみると、

羽化後2週間後くらいまでは何も食べずに交尾、産卵し、

その後飛び立ち、お花に辿り着いたものは寿命が延びる、とありました。



さらに、寿命も延ばして欲しいので、

一緒にキク科の花を入れてみましたよ。

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すると、



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葉っぱに興味を持ったコがいました。


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茎を上ったり下りたり。


可愛いです💗


成虫は寿命が長くありませんが、

観察して可愛がりたいと思います♪

(標本には要注意ですね!)

 産卵してくれると良いなぁ。



『透明標本から学ぶ生き物の世界』 ワークショップ

こんにちは。 

前回書いた記事のホシヒメホウジャクと思っていたコはフサヤガかコフサヤガだったみたいです!

教えてくださった虫屋さんがいらっしゃいました。

どうもありがとうございました(^o^)

…本当に蛾の同定は難しいですね(≧∀≦)

少しずつ覚えていきたいです。



さて、週末はずっと気になっていた透明標本を作りに、

透明標本作家の冨田伊織さんに教わりに行ってきましたよ。


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会場に入ると、このようなきれいな色の魚が置かれていました。

これが透明標本です。

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 透明標本とは。

もともとは骨格標本からきたものだそうです。

骨格標本は大きな生き物しかできないので

小さく、軟骨の多い生き物も出来る透明標本が生まれたそうです。


 

作り方は。


 まず準備・素材を集めます。

(虫の世界でも素材集めはとても大切な(楽しい^_^)作業ですよね♪)

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 ↓

ヒレを立てたりしてホルマリンの保存液に浸ける。

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皮や鱗を取る下処理をする。

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軟骨は青色に染めます。

薬品はアルシアンブルー

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 ↓

 たんぱく質、肉を分解して透明化します。

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硬骨を赤紫色に染める

アリザリンレッド。

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と、流れを教えてくださいました。


完成までに半年から1年くらいかかるものもあるそうです!


 そして、魚だけでなく、

さまざまな生き物を透明標本にすることもできるそうです。

甲羅が固いものも出来ることを知りました。


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 青は軟骨なので、

このダイオウグソクムシは軟骨ばかりだということでしょうか。

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透明化されているのでこんな風に横や前から見るとまた面白い!

 

こちらはヤマカガシの透明標本です

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お腹にカエルが入っていますよね( ゚Д゚)

 

X線で?撮影するとその様子がもっとリアルに見えてます。

これはびっくりしました‼️

カエルのお腹の中には虫もいるみたいですよ‼️

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生物が何を食べたのかという生きている様子まで分かりますねw(゚o゚)w

 


 そして、透明標本が触れるコーナーもありました。

見た目通り、とてもかたい骨に囲われていて、ごつごつとした触り心地でした。

左にあるのはとてもきれいな色ですよね。

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これは マウスを触ってみたところです。

魚のように固いマウスを想像していましたが、とてもぷにぷにとした面白い感じでした。透明化された肉の感触だったのでしょうか。

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私が持ち帰った標本は

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クロサギ、ヒメイカ、ユウナゴでした(^-^)

 

 

今回の2時間のワークショップで学んだことは、このような標本の形があるということと、

先生の冨田伊織さんが小学生の時から魚が大好きで、それをずっと追い続けてきたということが印象的でした。

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 漁で採ったアカグツの話や

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 ラブカという魚の話も面白かったです♪

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これも標本にしているのでしょうか。

 


どの作業が冨田さんは1番楽しいのでしょうか、聞いてみたかったです。

(聞き損ねました(T . T))

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とても楽しいワークショップを

どうもありがとうございました!


私もやってみたいことを挑戦し続けていきたいと思いました(^∇^)

 

イボタガ 孵化 飼育編①

こんにちは。

先日、家の前の天井にこのコが止まっていました!

3日も同じところにいて見ていましたが、

ついに捕獲してしまいました(^-^)

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ホシヒメホウジャクかな。

お尻を反らしているところがとっても可愛いですね♪



さて、

イボタガの卵、

あれからどうなったのかと言いますと。


どんどん黒い点が出来てきて

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殻を破りました!

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中からでてきましたよ!

体長9㎜。

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黒いですね。

頭の上の4本の突起は薄い茶色です。


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しばらく殻を付けたままですが、歩き回って殻から完全に出ました。


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シマシマ模様も格好良い。


そしてすぐにイボタノキを食べていました。

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孵化3日目 15㎜

脱皮して2齢に。

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これは、脱皮後、脱皮殻をムシャムシャ食べてるところです。


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上が2齢、下はもうすぐ脱皮しそうな1齢。

比べてみると

頭の上の突起がかなり長くなってきましたし、

模様もシマシマじゃなくなってきましたね。

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何かに触れると頭をブルブル振る動作は

フクラスズメと同じで本当に激しくて面白いです( ^ω^ )


今のところ、11頭が元気に生きています♪

幼虫ってあっという間に成長していくので

変わっていく姿を春休み中にじっくり楽しみたいと思います(⌒▽⌒)♪




フユシャクのシモフリトゲエダシャクの卵も色がついてきてそろそろ孵化かな。

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春は楽しいですね🌼(^ ^)


『蚕の実験単』 そして 冬尺蛾採集part9

こんばんは(^∇^)

先日、農工大の横山岳先生から素敵な本を送って頂きました♪

 

『カイコの実験単』

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横山先生は、

何年もかけてこの本を作ってこられたそうです。

 

蚕の世の中にためになるすごい実験の数々、

どんな実験があり、どんなことができるかも今まで分かっていませんでした。

 

私もやりたかった解剖すらも

横山先生に教えて頂いていなかったら出来ていなかったのです。

なので、専門の先生方がいろいろな実験や研究を詳しく書いてくれている学生向きの本とは、

私にとってとても新しく、嬉しい本でした。

いろいろな実験を他のイモムシで出来たら、と夢も膨らんできます(^。^)

難しいところもたくさんありますが、

じっくり読んでみたいと思います♪

 

どうもありがとうございました(^◇^)

 

 

さて、

先週末は久しぶりに先輩とフユシャク探索に行ってきましたよ♪

とても寒かったので、まだいるかもしれないと期待して向かいました。

 

この日はこの冬によく行った神奈川県と東京都内のトギレフユエダシャクが2週間前にたくさんいたという場所の2ヶ所をまわってみることにしました。

 

まずは神奈川県。

トイレから。

小さいのがたくさんいました!

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アオスジアオリンガ?私のお気に入りです。

                  

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チャイロキリガ?色も模様も可愛い!

 

 

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カバキリガかな?美しいキリガですね^_^

 

 

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クサカゲロウがいましたよ。

 

 

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やっとフユシャク !

シロテンエダシャクです(^-^)

はじめて出会えました。

 

 

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これはカギモンヤガでしょうか。

 

 

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これは誰?

 

トイレの外には

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ナナフシモドキの赤ちゃんも出ていました。

春ですね!

 

 

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こんな幼虫もあちらこちらにいました。

 

 

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シロテンエダシャクはあちらこちらにいましたが、、

トギレフユエダシャクの姿はどこにもありませんでした…

フユシャクの多い地といっても

やっぱり3月の末、もう遅かったかもしれません(T . T)

 

かすかな望みをもって、

別の場所へ向かいました。

そこでは、、、、

 

フユシャク♀!?!?!?

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トギレさんはいませんでしたが、

こんな♀に出会えました(⌒▽⌒)♪

この日唯一の♀です!!

 

と、喜んで帰ったのですが。。

母と2人でフユシャク図鑑のどこを探してもこのコがいませんw(゚o゚)w

 

どういうことでしょうか…( ゚Д゚)

 

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翌日に蛾類学会の岸田先生に

これは『メスコバネマルハキバガ』の仲間だと教えて頂きましたm(_ _)m

 

フユシャク♀にそっくりな翅の退化した別の種類の蛾がいるんですね。

驚きました( ゚Д゚)

 

蛾の世界は奥が深く、

本当に知らないことばかりだなと思いました(≧∀≦)

 

トギレさんには会えませんでしたが、

新しいことを学んだ採集でしたよ♪

 

この冬はフユシャク探しでとっても楽しかったです(*^ω^*)

 

冬尺蛾 ここまでのまとめ2018.12.9-2019.3.2

こんにちは。


明日から春休みです!

春季講習の合間にどこに行こうか、

虫捕りに行けるかな、

と楽しみに考えています(^ν^)


さて、

今日はフユシャクのここまでのふりかえりをしたいと思います。


この冬はじめて行ったフユシャク採集。

最初はなかなか生息場所も分からなかったり、

見つけても種類を見分けるのも大変でした。

♀に出会えた時には想像以上に小さく可愛いらしい姿なのに

寒い冬を生き抜く強さみたいなものに感動していました。


今まで8回の観察、採集でどんなコに出会えたのか種類を書き出してみましたよ。


シロオビフユシャク ♀

ウスモンフユシャク♂

クロスジフユエダシャク♀

ウスバフユシャク♂♀

イチモジフユナミシャク♀

チャバネフユエダシャク♂

シモフリトゲエダシャク♂♀

ミスジフユナミシャク♂♀

クロバネフユシャク♂

シロフフユエダシャク♂

クロテンフユシャク ♂♀

ヒロバフユエダシャク♂♀

フチグロトゲエダシャク♂♀


展翅が最初の頃は失敗していたりで、

標本がないものがあったり、

♀も産卵を待って長く置いておいたら、

展足出来ない状態になってしまったり…

採集したものを全部標本に出来なかったのですが、

こんな感じになりました(^o^)

…フユシャクさん、ヤママユガに比べて場所を取りませんね(^^)

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♂がいないもの、♀がないものがいて、

数も少ないですが、

(まだ♀が何頭か未展足のものもいます)

並べたらすごく嬉しくなりました!


♀は標本にすると誰だか分からなくなる、

と聞いたことがありましたが、

たしかに翅のない種類はみんな同じに見えますね…


それでも大切な採集の思い出の記録です(^-^)♪


もうフユシャクが終わりの季節ですが、

まだ飛んでいた、、というお話も聞きましたので、

最後の最後にトギレフユエダシャクに会いに行きたい❣️

と思っています。


以前、蛾類学会で聞いた可愛い♀の翅を見てみたいのです。


フユシャク採集、まだ終わりませんよ(笑)


どうかまだ残っていてくれますように☆(^人^)