虫のあれこれ。時々書評。

虫と本が大好きな中学生女子。出会った虫について、読んだ本の書評など、書いています。平成29年度上野科学博物館 野依科学奨励賞を受賞。2018年度 日本昆虫協会 夏休み昆虫大賞受賞。2019年度 最優秀賞受賞。

オオムラサキとアカボシゴマダラ

突然寒くなりましたね。

明日は学校で、持久走大会!

毎日練習して走ってきましたが、

明日のお天気は大丈夫でしょうか。(´-`)


さて、

家のエノキの幹にはこんなコがいますよ。

f:id:fabreimomushi:20181206164940j:plain

アカボシゴマダラさんです。


先日、学校の授業で春と秋に近くの公園に行き、

自然が季節でどんなに変わるか、というテーマで観察に行ったのです。


「虫もいなくなり、木も枯れて来ます」と言われたとき、

私がエノキで見つけたアカボシゴマダラ(^^)

(捕まえた時はまだ緑色でした。)

虫は姿を変えて越冬するものもいますからね。


このコは最近越冬幼虫になったんです。

まだ幹にいますが、このあと

枯葉にまぎれこむはずです。

擬態が上手過ぎて驚きますね。



そして、先週、昆虫館で頂いたのが

こちら↓

f:id:fabreimomushi:20181206165520j:plain

オオムラサキさん^_^

アカボシゴマダラにそっくりな越冬幼虫です。

オオムラサキとアカボシゴマダラの違いは

お尻が2つに割れているのかどうかと背中の突起の数。

成虫は色や大きさも全然違うのに幼虫はそっくり、不思議です。


f:id:fabreimomushi:20181206172705j:plain

顔はいつ見てもコアラみたいで

本当に可愛い♡

(緑色の体も良いですが、越冬する時の枯葉色も好きです。)


これから寒いところで管理して、

来年の春に芽吹いたエノキの枝を登っていくのを楽しみにしたいと思います♪


終齢の終わり頃では可愛い標本も作れますから、それも楽しみ^_^

f:id:fabreimomushi:20181206211831j:plain



おまけ

f:id:fabreimomushi:20181206172721j:plain

こちらの子はさっき家のマンションの天井についていました  …クロバネ?フユシャクでしょうか。       

触覚がヤママユのようなフサフサ、素敵です(*^^*)

これから標本にしようと思います。


この冬はフユシャク採集したいなぁ♪