シンジュサンとエリサン
こんにちは(^。^)
学校のクラブ活動も、
昨日で最後で、無事に終わらせることが出来ました。
私が卒業したらこのクラブは潰れてしまうのではないかと、不安は残りますが、
自分で作ったクラブを
自分で運営する、というのはとても素晴らしい経験でした。
協力して見守って下さった先生方に
感謝の気持ちでいます。
今日は予告通り、
ある野蚕についてですよ!
先日、九州にいらっしゃる大先輩から
素敵な蛾の標本(繭付き)が
届いたのです❣️
それは、
エリサンです。♡
昨年、コロナでなかなか外に出られない時期に、
飼育してみますか?と、
貴重な幼虫を送ってくださったのです。
飼育は家の中で出来る楽しみの一つ
でしたし、
エリサンを飼育出来ることが
凄く嬉しかったのを思い出しました。
『野蚕』の仲間、といいますが、
日本の野外にいなくて、
なかなか飼育は叶わないコ。
数年前に、
そのエリサンを観たことがありました。
幼虫も成虫もシンジュサンに似て、
繭もとても素敵で、可愛いな、と
思った記憶があります。
私のハンドルネーム?が『ヤママユ』というように、
野蚕が好きですから、
(もともとは、ファーブルがオオクジャクヤママユを研究されていたことから
好きになったのですが)
なかなか飼育出来ない貴重なエリサン、
とても嬉しかったのです。
その頂いたインドネシア産のエリサンの幼虫は、弱い血統だったのか、?
飼育が下手だったのか、?
大きくなるにつれて、
食い付きが悪くなり、
繭を作るところまではいかなかったのです。(T . T)
野蚕は育てやすく、
沢山育てた時は食草採集に苦労するくらいなのですが、
こういうこともあるんですね。
やはり、生き物は簡単には思い通りにいかないものですね。(≧∀≦)
それを知ってか、
大先輩のエリサン兄弟も数が減りながらも、成虫になったエリサンを、
標本にして届けてくださったのです。(*^o^*)
今日は、そのエリサンと、
似ているシンジュサンを
わかる範囲で
比較をしてみようかなと思います。(^ν^)
幼体比較
シンジュサン 初齢
黄色い皮膚に黒の大きめのドット模様
エリサン 初齢
こちらも
黄色い皮膚ですが、
小さい小さいドット模様。
両者とも、集団で行動していました。
シンジュサン
3齢くらいから毛が減り、
白くなり始めて、
4齢では可愛らしい消しゴムみたいになってきましたよ。
色は個体差がありますね。
エリサン
こちらの4齢もそっくりですね。
エリサンの方が青みがかった透き通った白に感じました。
繭
左はシンジュサン
茶色い糸で、葉を綴っています。
割と固いですよ。
右はエリサン
ふわふわの白い繭♡
大きさもかなり違いますね。
標本
シンジュサン
エリサン
並べると。
シンジュサンとエリサン、
似てますね。。
それぞれ、
成虫も色合いは個体差があると思いますが、
シンジュサンは可愛らしい、
エリサンは格好良い雰囲気がしました。
どちらも野蚕、本当に素敵ですね。(^ω^)
次回は、先週末訪れた、
東大の『美しい蛾の世界』の
展示についてですよ。♪
(これが素晴らしかったのです。(о´∀`о))