虫のあれこれ。時々書評。

虫と本が大好きな中学生女子。出会った虫について、読んだ本の書評など、書いています。平成29年度上野科学博物館 野依科学奨励賞を受賞。2018年度 日本昆虫協会 夏休み昆虫大賞受賞。2019年度 最優秀賞受賞。

オキナワルリチラシ 羽化

こんにちは!

 

今日は啓蟄

随分暖かくなってきましたね。(^。^)

 

小学校生活も残り14日あまり、

卒業式に向けての練習なども

本格的に始まってまいりました。

 

土曜日も授業があったり、

中学校からの課題や準備で、

なかなか採集にはあれから出られていませんが、嬉しいこともありました♡

 

2月の頭にほぼ終齢で頂いた

オキナワルリチラシの幼虫たち。

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https://fabreimomushi.hatenablog.com/entry/2021/02/07/203126


 

あれからどうなったのかと言いますと…

みんな葉を綴って繭を作りましたよ♪

 

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よく見ると、、

このコたちの繭、

面白いんです♡

 


繭の上の方に一つ糞?のようなものを

くっ付けていますよね。

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何でしょう?これ??

…たまに落ちちゃっているコもいましたが、見事に意図的にやっているようにしか見えません。

 

一体、どんな意味があるのでしょうか。。

 

以前、蚕を飼育した時に、

繭になる直前に、

コルクのような小さな最後の糞?

をみんな出していて不思議に思ったことがありましたが、

今回はそのコルクを思い出しました。(≧∀≦)




飼育をしていると、

この様に、

驚く様な生態を知ることがあります。

謎や不思議に出会うということは

新しいことを知るチャンスなのですね。


分からないままのことも沢山ありますが…


だから、飼育は楽しいのかもしれません。(^。^)


 


さて、営繭から2週間くらいして、、

昨日、美しい成虫が羽化しました❣️❣️ 


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一見、黒っぽいですが、

角度によって

キラキラと美しいグリーンの前翅、

うっとりします。

博物館などでは標本を見たことが

あったのですが、

やっぱり実物は色のきれいさが違いますよね。

 

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ん?

抜け殻がおかしいですね。。

くっ付けていた糞が取れていますよw(゚o゚)w

 ↓

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左ふたつは羽化前、右ふたつは羽化後。

羽化すると取れる仕組み?

誰かへの合図??

残りのコたちも、

観察を続けようと思います。(^ν^)

 ↓

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表側はグリーン。

裏側は、、ブルー♡

 

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お腹は横側に黄色いラインが入っています。

幼虫の時の鮮やかなオレンジはどこにもありませんが、

どこから見ても美しいコです。

 ↓

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幼虫時代も大人しいコたちでしたが、

成虫も大人しく、

飼育器を上まで上がったり、歩いたり、

たまに落ちたり、ヒラっと飛んだり、

しています。

 

 

沖縄の太陽の下で見かけたら

 静かな宝石のようかもしれませんね。

 

 

一頭、展翅してみましたよ。(^。^)

後翅もキレイで驚きました!

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オキナワルリチラシ、

素敵な蛾ですね。♡

 

 

 

 

次回は、

野蚕のあのコのことを、

書こうと思っています^_^