2021 フチグロトゲエダシャク 観察会
こんにちは。
暖かくなって、
すっかり春ですね。(^ν^)
さてさて、
先週末は一年ぶりに某河川敷へ、
フチグロトゲエダシャクに会いに行ってきました❣️
空が真っ青。
私が住んでいるところと同じ東京都内ではありましたが、
心が洗われるほどの青さでしたよ。
いつもは2人から3人で採集に行くことが多かったフチグロトゲエダシャク採集ですが、
今回は大先輩にお声をかけて頂きました。
大先輩は、
25年前に未交尾メスを使って
オスを誘き寄せる方法を
独自で編み出した採集方法
『フェロモントラップ』を行います。
研究のためにも、
毎年大量の飼育をされているのだそうです。♡
この日はフチグロトゲエダシャクの発生のピークに合わせて、
羽化させた♀をたくさん用意してくださいましたよ。
あちらこちらに、
羽化したての♀のシャーレをセッティング。
いざ、観察です(^∇^)
観察中の研究などにいらしていた先輩方。皆さんカメラなどの器具も本格的でした!
フェロモントラップを始めてから
1分も待たないうちに、
既にシャーレにはオス‼️
交尾をしはじめていました。
メスの様子は、、
まさに羽化しているこコもいたり、、
ヨタヨタと、倒れたり動きもゆっくり。
これは、
蛹を挟んで向き合っていました( ´艸`)
可愛い♡
↓
こんな動きでも敵に食べられずに、
命を繋いでいるのですから、
余程のフェロモンを出しているに違いありません。。w(゚o゚)w
その後、
後から後からどこからともなくオスがやってきて、、
フェロモントラップの威力、
本当に凄いですΣ(・□・;)
せっかくなので、
お外へ連れ出して、
枝に付けて、オスの飛来も観てみようかと思います。
枝にとまらせた様子。
すぐに産卵管をだして、
フェロモンを出して、
オスをおびき寄せています。
枝の下の方に付けたメスの方には、、
すぐにオスがやってきて交尾を始めました。
こちらも地面に近い位置では
オスがやってきました。♡
日陰で地面スレスレが落ち着くのでしょうか。。
一度交尾すると触っても外れません。
10分くらいはこのまま…
飛来中は凄い激しい飛び方で、
写真どころか網に入れるのも大変なのに、、
この落ち着き…
種の保存がどれだけ彼らにとって大切なのか、がよくわかります。
その後すぐに卵を産み始めた♀!!
早い!!!w(゚o゚)w
そういえば
トラップ用のシャーレの中でも
交尾済みのメスは、
土の中にお尻をいれていました。
こちらは、
飼育したものではなく、
自然の中にいた貴重な♀!!!!
大学生の方がいた!と見つけていました。
こちらは蛾類学会の大先輩が発見された交尾体。
オスが3頭くらい群がっています。
その周りでも別のオスがフラフラ飛んでいました。
ここ何年も自然の中で自分で♀を
見つけたことがありませんでしたが、
この日は見つけられている方々を観察して、、
本当にこんなに普通にいるものなのだ、
と驚きました。
生態を知って、
採集しているところを観れて、
来年は♀が見つけられそう⁉︎な
気がしてきましたよ(^ν^)
フェロモントラップによる貴重な観察会、
とても楽しかったです🎶
お世話になった大先輩方、
本当にどうもありがとうございましたm(_ _)m✨
オマケ
昨日の学校のクラブ活動で
標本と生体を持っていって、
冬にいる旬の尺蛾、
フチグロトゲエダシャクについてみんなに話しましたよ。(^ ^)
…誰一人知らなかったですが。。(≧∀≦)