虫のあれこれ。時々書評。

虫と本が大好きな中学生女子。出会った虫について、読んだ本の書評など、書いています。平成29年度上野科学博物館 野依科学奨励賞を受賞。2018年度 日本昆虫協会 夏休み昆虫大賞受賞。2019年度 最優秀賞受賞。

モフモフケムシ その後

こんにちは(^。^)

こんなに良いお天気だと虫捕りに行きたくなりますね。

…今週末も予定が入っていてなかなか虫捕りにいけませんよ(´-`)残念。


さて、先日高尾から連れて帰った

モフモフケムシたち。

その後どうなったのでしょうか。


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ヒトリガの仲間かもしれないこのコ

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こんなに縮こまってきて、

毛がちょっと抜けてきた感じになりました。

ひっくり返してみたら、

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うわっ( ゚Д゚)

自分の毛皮を繭のかわりにして、

中で蛹になっていました‼︎

すごいですね(⊙ロ⊙)

自分の体の使えるものをきちんと利用しています。本能?工夫してますね。



そして、

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こちらのタンポポをむしゃむしゃ食べた

スジモンシロヒトリさん、

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3週間くらいしたらツルツル蛹になりました^o^


土の上でひっそりと冬を過ごす蛹たち、

雨が降ったり霜がおりたりするところで越冬するはずです。

虫の越冬って本当に不思議がいっぱいなんです。無事に冬を過ごすには寒さが必要なコもいたり、

卵だったり、蛹だったり、成虫で寒さを凌いで越冬したり。

この蛹たちも北側の寒いところで管理しようかな。と考えています。



高山タイプのクロウスタビガの卵、

ヤママユの卵は実験的に冷蔵庫で保管に

切り替えてみることにしましたよ!

湿度にも気をつけないと。

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なるべく自然に近い環境にするのはとても難しいですね(*´-`)




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こちらは夏に山梨県で採ったクスサンの

透かし俵の繭、

中の蛹はクルクル動いて生きていますが、まだ羽化しません(≧∀≦)

クスサンは9月末から10月頭に出てくるコなのにどうしたんでしょうか。

環境が変わったから?

もともと羽化までいかない弱いコ?

これも観察、続けてみたいと思います。


生き物は何が起こるか分からないから面白いですね(*^^*)