2019 日本蛾類学会 秋の例会
こんにちは。
盛り上がっていますね!
昨夜は私も日本代表戦を観ましたよ(^ ^)
決勝トーナメント進出までもう少し、ですネ❣️
今日はニュージーランド戦があったから、
電車も駅も凄い混雑していました。
さて、もう1週間も前のことになってしまいましたが(≧∇≦)
日本蛾類学会、秋の例会についてです♪
場所は科学博物館附属自然教育園。
開始10分前くらいに到着しましたが、
会場はかなりの人でいっぱいでした。
前の方の空いているお席に案内してもらえ、
なんとか座れました(≧∀≦)
蛾は、今、人気なんですね!!
そして、お時間になり、
岸田会長のお話で幕があけました。
この日の最初の発表は
〈特別講演〉
小松貴さんによる
『好蟻性蛾類に関する最近の知見』
科学博物館の小松さんは、
アリの巣の近くにいる蛾、毒のある蟻の群れにまぎれていても平気な「好蟻性」のある蛾についてのお話をしてくださいました!
カイガラムシの肛門のあたりをちょんちょんつついて蜜を出してもらうフタホシキコケガや、
正体不明のヤガのことについての観察、
蟻の行列を2時間でも3時間でも眺めていられて、そこかは大発見をしてしまう小松さんのお話は本当に面白かったです(^◇^)
信州大学の裏の夜の森にも
いつか行ってみたいなぁ、と思いました!
続いては、
〈一般公演〉
◎岸田泰則会長
日本産カトカラ属32種目の発見について
32種目のカトカラ、マホロバキシタバの歴史的発見に至るまでのお話や、
奈良公園に行った時の岸田会長のエピソードがとても面白かったです。
私はカトカラをまだ7種類くらいしかとっていませんが(≧∀≦)
生きているうちに32種全部をみてみたい、と思いました!
◎中尾健一郎さん
東南アジアpindaraツマムラサキクチバ属について
小学生の私には理解できないことが多かったのですが、
ツマムラサキクチバ属は奥が深いことが分かりました。
今度お話を聞いてみたいです!
◎新津修平さん
東京におけるオオミノガの生息状況
長く観察、研究されていることから
見えてくる都内の自然環境などが分かりました。地道に観察を続けることは、とても大切なことなんですね。
最後にはかなりの数のオオミノガを飼育して逃げ出してご家族に怒られる、面白いエピソードもありました(^o^)
◎四方圭一郎さん、枝恵太郎さん、飯森政宏さん
『赤石山脈の高山蛾調査2019』
高山蛾の調査は、
いつも楽しみにしている発表です(^_^)
今回は、7月〜9月頭までの4回に渡る高山蛾の調査のお話でした。
高山に行くだけでも、
大変ですが、そこに30キロ以上の重さの発電機などを背負い、
山の上で蛾を採集してしまうのですw(゚o゚)w
今回目玉の蛾、ダイセツヤガとの出会いの話、
格好良いアルプスギンウワバ、
美しいオオギンスジコウモリも高山で出会ったら本当に感動しそうです。
蛾だけではなく素敵な植物や、雷鳥、その年の天気や環境についても絡めたお話がとても面白かったです。
◎木村正明さん
『アマミキシタバの幼生期』
こちらもカトカラ30番目のアマミキシタバの謎だった幼生期の観察と発見についての発表でした!!
ホストの木が分からないところから、
それを30種類以上の葉の中から見つけ、
食草の若い葉しか食べないことや、
多化性であることまで飼育により発見されました。
新しい生態の発見、というのは本当に凄いことだなと思いました❣️
そのあと、
みくに会報告や、学会ウェブ、インセクトフェアについてもありました。
蛾類学会は
発表も研究されている方々も極めている方が多く、
蛾のこと、
それ以外にも進学や虫との関わり方のアドバイスを教わることがあり、
とても勉強になることが多いです。
この日も、
秋の例会に参加出来て、
とても良かったです(^ν^)