虫のあれこれ。時々書評。

虫と本が大好きな中学生女子。出会った虫について、読んだ本の書評など、書いています。平成29年度上野科学博物館 野依科学奨励賞を受賞。2018年度 日本昆虫協会 夏休み昆虫大賞受賞。2019年度 最優秀賞受賞。

幼虫標本の良いところ

こんにちは(^o^)


降ったり止んだり、

梅雨らしい毎日ですね。


私の家のカタツムリも元気にしています。🐌☔️(^-^)


学校では、

立ち上げたクラブ活動の部長に無事なりまして、年間計画(…あと半年くらいですが(^_^;))を提出してきましたよ♪


さて、

今日はこの数ヶ月で作った幼虫標本のご紹介の続きです。


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鱗翅類の幼虫は、

生きている姿そのものが本当に可愛らしく、

種類も多く、奥が深く、

沢山の魅力に溢れています。

その様子を少しでも観察したり、

形に残せたら、

といつも思っています。🎶


飼育して生態を観察することも、

標本を作ることも好き、なんです。


6年もこんなことをしていますが(笑)

新しい発見もありますし、

新しい虫との出会いも、

新しい土地に行けることも、

虫捕りでの楽しい思い出や失敗も

やっぱり楽しいのです。(^ν^)



こちらは

少し前に飼育で紹介した

ヒメカレハさん。

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上が標本です。

下は生きていますよ。


もともとフワフワなコでしたが、

熱してもフワフワ感は残っていますね。♡



これは、

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一番上は頭をおこしているところの

ラクモカレハさん。

(昨年頂いて飼育して標本にしたものです。乾きが悪く棒にさしたまま残しておいたのです)

真ん中はヒメカレハの標本

一番下はヒメカレハ生体


やっぱりカレハガ科、

こうして並べると存在感が似ていますね❣️


幼虫標本の良いところは、

このように生きた感じが残せる時があるところです。^_^



こちらは、ヒメアカタテハ

ギフチョウのような黒い幼虫です。

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伸びて、茶色っぽくなりましたが(≧∀≦)

うまくトゲトゲも残っています。

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こちらはエルタテハ!

色合いもトゲトゲ具合も格好良い幼虫です❣️

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でも、頭を振ったり、動きが早くて、

顔もなかなか写真を撮らせてくれません。(≧∀≦)


標本にしたら、、

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上は生体

下が標本


細かい部分も観るとことが出来ました♡

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顔は…悪そうな猫ちゃんですね(^ω^)

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幼虫標本は、

短い幼虫期間の身体の様子を

このように後から詳しく観察をすることが

出来るというメリットもあります。(*^^*)



生体の方は、この後美しい蛹になって、、

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羽化してくれました‼️

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いつも、幼虫で標本にしたり、

かなりの数を実験で使ってしまうことが多く、羽化までいかないこともあるので、

こうして成虫の姿が観られると

凄く嬉しいです。


羽化したてのクシャクシャの姿から

段々美しい姿に変化していく所は

いつ観ても神秘的だなぁと思います。




次回はいよいよ⁉︎

大事に飼育していたこのコの話ですよ(*^o^*)

お楽しみに‼️

立派になりました♡

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お祈りポーズ^_^

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